こととも保育園もりやま

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イメージする力

こんにちは
1歳児あさぎ組担任の西田です。

あさぎ組での生活も
もうすぐ1年。
子どもたちの成長は著しく、
最近は発想力に驚かされています。

ある日、
園庭までの道を歩く際に、
朝方まで雨が降っていたため、
「どうやって行ったら転ばないかな」
と声をかけたところ、
子どもたちから出た言葉は
「おじいさんになる」とのこと。

腰を曲げ、ゆっくり歩く姿は
とてもかわいく、
「歩く」と答えると思っていた
大人の発想力の乏しさが
恥ずかしくなりました。

この日は園庭からの帰り道も、
「腰痛い」と言いながら
今度はおばあさんになって
階段を上っていて、
本当におもしろいなと感心しました。

また、
別の日、ままごとコーナーで
まぐろのお寿司と
ピザ作りが始まり、
お友だちに振舞っていました。

すると、
SNSにアップするかのごとく
リグノをカメラに見立てて、
写真を撮り始めました。

カメラマンの輪が広がっていき、
みんなで撮り合いっこ。
アングルまで考えていて真剣です。

散歩先でも発想力は光っています。

葉っぱがたくさんついた
枝を見つけると
ほうきをイメージし、
掃除を始めたり、
枝で囲ったところに
葉っぱが敷き詰められているのを見て、
トランポリンをイメージし
ジャンプしたり、
お風呂をイメージして
しゃがみこんだり・・・。

魚釣りをイメージし、
草の中に長い棒の先を向けて
じっと待ったり、
口元くらいの高さの木を見て
スタンドマイクをイメージし、
指先でトントンしたり
「あっあっ」と声を出したり・・・。
L字の枝を杵にし、
竹の切り株を臼に見立てて
もちつきも楽しんでました。

どの場面でも言えることは、
一人がイメージすると
周りの友だちもイメージを共有し、
一緒に楽しんでいるということ。

前回のブログと繋がっています。

散歩時に通る道沿いに猫がいて、
いつも声をかけていますが、
ある時、
近くの犬が大きな声で吠えたら
猫が動かなくなった
ということがありました。

すると子どもたちは、
「にゃーにゃ、怖がってたね」
「わんわんが大きい声で
 ワンワンって言ったからだね」と
猫の気持ちまでイメージし、
友だち同士で共有していました。

見えない心まで想像しているのです。

これは友だちとの関わりの中でも
生かされていて、
泣いている子の気持ちに寄り添い
そっと背中を押してあげたり、
代弁したり、
気持ちの切り替えのきっかけを
作ってあげる姿も見られます。

そんな素敵な子どもたちと
過ごせるのもあと1ヶ月。
イメージが広がる環境作りと、
子どもたちのちょっとした気付きにも
気付いて、寄り添い、
一緒に楽しめる
大人でありたいと思います。

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