こととも保育園もりやま

  1. HOME
  2. しかやまのブログ一覧
  3. こいのぼりから学んだこと

園内紹介

ニュース

こいのぼりから学んだこと

こんにちは。

4、5歳児、
るり、やまぶき組担任の
西田です。

新しい環境にも慣れてきて、
好きなあそびを見つけ、
友だちと楽しむ毎日を送っています。

そんな中でウッドデッキに
絵の具コーナーが登場! 

「何してるの?」
「やってみたい」と
ワクワクしながら、
準備の様子を見ていた子どもたち。

筆や絵の具の使い方をよく聞き、
夢中になって繰り返し
お絵かきを楽しんでいました。

数日後、
「今日も絵の具やりたい」と
はりきっていた子どもたちに、
「今日の絵の具は特別なんだよ」と
マーブリングを伝えると、
目を輝かせて挑戦。

出来上がった模様を
見ながらの感想は、
発想力豊かでおもしろかったです。

「魔法の絵の具だね」と
ニコニコでした。

やまぶき組は
そのマーブリングの作品を
こいのぼりの形に切ってみました。

はさみを持つのはドキドキ、
でも、やる気は十分。
切り終えると満足気でした。

るり組は魔法の粉と染料で白い布を染め、
それを針と糸で
大きなこいのぼりに縫い付けました。

白い布には洗濯ばさみや輪ゴムなどを使い、
たたんだり、つまんだり、挟んだりして
模様をつけましたが、
輪ゴムをねじりながら
引っ掛けていくのが難しく、
手の使い方を工夫しながら取り組んでいました。

その布が染みていく様子や、
広げた時の喜びは格別で、
興奮しながら楽しんでいました。

出来上がった小さなこいのぼりを、
大きなこいのぼりに縫い付ける時は、
初めての経験に緊張気味。

針を慎重に刺したり
引いたりする表情は
真剣そのもの。

そして最後は、こいのぼりくぐり。
「お父さんのこいのぼりをくぐると
 強くなれるよ。
 お母さんのこいのぼりをくぐると
 優しくなれるよ」と話し、
大人も一緒に楽しみました。

 

その後、お部屋で
積み木の作品が壊れてしまうという
事件が起きましたが、
誰からともなく、きれいにしてくれ、
「ありがとね」
「優しいね」と声をかけると、
「だって、こいのぼりくぐったもん」との返事。

うんうんと他の子たちもうなづいていて、
とても心温まる出来事になりました。

絵の具あそびから広がっていった
こいのぼり製作。

その中で
いろいろな経験をした子どもたち。

楽しいだけでなく、
難しい、思うようにいかない感情や
友だちとの違いも経験し、
学びもたくさんあったことでしょう。 

幼児にとって知的好奇心をくすぐる体験は、
子どもたちの可能性を広げ、
新たなあそびへの発展に結びつきます。

今後も貴重な経験を
積み重ねていけるような
環境作りをしていきたいと思っています。

ページのトップに戻る