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こまの挑戦〜自分で伸びていこうとする力〜
朝夕が肌寒くなり、
季節の移り変わりを感じる
今日この頃です。
体調に配慮しながら、
園庭では毎日、子どもたちの
元気な声が響き、免疫力をあげています。
日々、主体的に遊び、発見する
子どもたちの近くにいられることの
幸せを感じている
園長の金石さとみです。
こととも保育園の4・5歳児は
異年齢合同クラスです。
年度当初に比べて、
るり組への憧れを持つ
4歳児・やまぶき組。
生活の色々な場面で4・5歳児で
バディを組んでいて
5歳児は年下の子を思いやる
優しい心が芽生えています。
4歳児は年長がやることへの憧れから
「やってみたい」という
挑戦の気持ちが芽生えています。
夏のプールが終わりを迎えた頃から、
4・5歳児クラスのコマ熱が高まり始めました。
中には、まだ回せない友だちに
手を取りレクチャーする姿も見えます。
コマを回せるようになると、
コマの挑戦をすることができます。
コマの挑戦は園長を前にして
みんなが応援してくれる中、
連続で10回を回すことができると
自分のコマがもらえます。
ひもを巻いては回す・・・を10回。
練習では楽々できても、
コマの挑戦となると
緊張からなかなか達成することは
難しいです。
先日も、コマの挑戦をした子が
残念ながら10回、回せなかったのですが
応援の中の1人が
「○○くん、がんばったね」と
声をかけてくれました。
他の誰が言うよりも響いたのは、
声をかけてくれた子も挑戦をしたけれど
本番ではなかなか回せなかったので、
すごく気持ちがわかって
出てきた言葉の尊さのようなものを
その時に感じました。
「人の気持ちがわかる」というのも、
いろいろな体験から得たものは
本物だと思いました。
コマを回せることがすごいのではなく、
一つの遊びを通してがんばりぬく力(根気)、
自分の経験を通して
人の気持ちを理解すること、
成功した時の喜びを通して
「自分で伸びていこうとする力」の
きっかけになると思います。
こととも保育園の子どもたちには、
コマだけではなく様々な遊びを通して
自分に自信を持ち、
「自己肯定感」を育んで
成長してほしいと願っています。