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マンホールからこんにちは ~るり・やまぶきバージョン~
こんにちは。
4、5歳児やまぶき、るり組担任の
西田です。
梅雨の頃 初めて読んでから、
じわりじわりと人気が広がっていった
大好きな絵本
「マンホールからこんにちは」(いとうひろし作)。
マンホールを作ってみたり、
探してみたりするうち、
キャンプの時も遠足の時も
マンホールから広がる
‶ちょっぴり怖いけど楽しい出来事″に
つながりました。
そこで、生活発表会では
いろんな世界につながる
楽しいマンホールのお話の劇を
やろうということになりました。
るり組中心に話し合いを行い、
「おしいれのぼうけんの世界」と
「からすのパンやさんの世界」、
そしてマンホールからこんにちはに出てくる
「かっぱの世界」の3つとつながる
お話に決まりました。
これがるり・やまぶきバージョンです。
どんなものがあったらいいか考え、
野菜やねずみばあさんの耳、
かっぱの手袋など
ほとんどのものを手作りしました。
根気のいる作業もありましたが、
こういう時のるり組は
すごいパワーが生まれます。
背景や大きなマンホールは
グループで意見を出し合い、
時にはぶつかり合いもありましたが、
そうやって作り上げた作品は
個性豊かで面白く、
素敵なものに仕上がりました。
心のこもった作品を使って
行った劇は、
「楽しかった」
「ドキドキしちゃった」
「みんな拍手してくれた」と
満足気でした。
行事は日々の生活やあそびの
延長線上にあるものであると同時に、
成長の節目として
重要な役割でもあると捉えています。
生活発表会の劇として見える部分は
ほんの一部分ですが、
その裏にはそれまでの過程や経験が
大きく影響しているのです。
積み木で下水道を作った時は、
絵本のように曲線を作るのが難しく
何度も崩れては直す日々だったり、
近所で下水道工事をやっていた時は、
マンホールの下を覗かせていただいたり、
からすを見つけたら話しかけたり・・・
こういう経験も
劇に結びついていると思います。
劇をリードしてくれた
るり組への憧れや、
役になりきってみたい願望から、
発表会後に登場人物になりきるあそびが
やまぶき組を中心に広がっています。
るり組からは、看板を利用して
パン屋さんだけでなく、
そば屋さんや
お好み焼き屋さんの看板も作って
お店にしたいという言葉も聞かれています。
発表会という行事がゴールではなく、
それをきっかけに広がる
あそびを十分楽しめるよう、
子どもたちの言葉に耳を傾け、見守り、
準備していきたいと思います。