こととも保育園もりやま

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信頼感を育みながら

こんにちは。
1歳児にじ組のクラス補助の
あつこです。

7月もあっという間に過ぎていき、
今年も本格的な夏がやってきました。

天気のいい日には、
1階の園庭や2階のテラスから
プールあそびを開放的に楽しむ
子どもたちの声が聞こえてきます。

私たちにとっては
毎年必ずやって来る夏の季節も、
まだ生まれて数年の子どもたちにとっては
保育園が生まれて初めての
プールあそびという子もいます。

日常の中で
その時期ごとの体験を味わい、
四季の巡りがもたらしてくれる
喜びを感じながら
大きくなってほしいと願っています。

さて、今年度のにじ組は、
一人ひとりの発達に応じた
より細かく丁寧な関わりを大切にするために、
月齢の低い1組と、
月齢の高い2組とで過ごしていました。

そして、7月に入って
ぐんと成長してきたこの時期に、
1組から2組へ2名の子が仲間入りしました。

「今日からよろしくね」と
気持ちを向かい合わせ、
安心の覆いで包むことを意識しながら
一緒に過ごしていく中で、
どの子の姿も日ごとに柔らかく
豊かになってくれているのを感じています。

 

そんな中、
子どもたちを傍で見ていて
うれしかったことがありました。
毎日過ごす保育室が変わっても、
生活をともにする仲間が増えても、
幼い子どもたちの中に、
私たちが大事にしたい『信頼感』が
しっかりと根を張って
芽吹いてきていると感じたことです。

先日、こんなやりとりがありました。
保育室で自由あそびを楽しんでいる時間、
お気に入りの玩具を取り出しては
熱中してあそんでいる子がいました。

その姿をそっと遠くから
まなざしを送って見守っていると、
今までまわりのことなど気にせずに、
私の方には背を向けていたにもかかわらず、
突然すくっと立ち上がって
走り出したかと思うと
私の膝の中へ飛び込んできて、
「来たねえ」と満面の笑みで
顔を覗き込みながら
たったひと言伝えて、
何ごともなかったかのように
あそびへ戻っていきました。

「いつも自分を見てくれている人が必ずいる」
「どんなことがあっても受け入れてくれる人がいる」
「自分は大切にされている」
「自分はかけがえのない特別な存在だ」と感じ、
保育者を安全基地として人への信頼感、
そして、自分への信頼感を
獲得していけるような
保育者の在り方を日々心がけてきました。

そんな中で、
保育者が遠くから見ているだけでも
心が満たされていて、
時々は保育者を見て確認したり
触れ合ったりする時間を持つことで
それがたった一瞬でも十分に安心できる
という姿が段々と出てきて、
子どもたちとしっかりとつながり合うことの
大切さに改めて気づきました。

日々成長し、大きくなっていく
子どもたちですが、
軸にして一番大事にしたい
私たちの思いは変わることなく、
これからも温めて
伝えていきたいと思います。

まだまだ暑い夏が続きますが、
かけがえのない、
二度とない1歳児の夏の時期を
子どもたちとともに過ごし、
こうして子どもたちの姿からも学びながら、
一緒に成長していける保育者で
ありたいと感じています。

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