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しか子の気持ち
こんにちは。
わたし、ことともしか子、
1歳です。
4月に入って、
うちのお母ちゃんの様子が
なんだかおかしいんです。
絶対におかしいんです。
わたし、1年ぐらい
お母ちゃんのことを研究しているから、
断言できます。
これまでは毎日、
わたしと一緒にいてくれたのに、
どうしてだか、
わたしをどこか知らないところへ
置いて行くようになったの。
一体全体、
何がどうなっているのか。
わたしには、
さっぱりわからないわ。
だから、わたしは
知らない人たちの中で、
必死になって大声で
「おかーちゃーん、おかーちゃーん」って
泣きながら、
毎日お母ちゃんを探してるの。
はじめの頃は、
わたしの声が届いたのか、
お母ちゃんは
お腹が空く前に来てくれたのよ。
なのに、どんどん
迎えにくるのが遅くなっているの。
だから、わたし、
その知らない場所で、
ご飯をいただいちゃったの。
わたし、知らない人から
ご飯をいただくなんて、
はじめは遠慮していたんだけど、
ご飯がおいしくって、
最近は全部食べちゃってるの。
それに、知らない人なんだけど、
いつも同じ人がわたしにご飯をくれるの。
だから、知らない人だけど、
ちょっとだけ、その人の顔は覚えたわ。
どうやら、
悪い人ではないみたいだけど、
でも、知らない人だし、
わたしはお母ちゃんのことが
大好きだから、
知らない人に心を
許しているわけではないのよ。
でも、まあ、ご飯もくれるし、
おむつだって替えてえてくれるの。
お母ちゃんが来た時には、
お母ちゃんと親しそうに話をしてるから、
もしかしてお母ちゃんの友だちなのかしら。
それにね、その知らない場所には、
たくさんのおもちゃがあるの。
お外でもあそべるのよ。
はじめの頃は、
お母ちゃんを探さなくちゃって思って
そんな物には目もくれなかったけど、
だんだん、面白そうなものがあるから、
誘惑に負けて、
わたし、あそんじゃったのよ。
でも、あっ、いけない、
お母ちゃんのことを
忘れちゃだめだって思い直して、
また「おかーちゃーん」って
声を大にして呼んだのよ。
そうしたら、知らない子が
(たぶんわたしと同じくらいの
歳のようだけど)
わたしの頭をなでに来たのよ。
わたし、”ちょっとやめてよ”って
その子の手をはらってしまったわ。
だって、同じ子どもなのに、
この子はお母ちゃんがいなくても
平気なのかしら。
その知らない場所には、
わたしと同じように泣いて
お母ちゃんを探している子もいるけれど、
わたしの頭をなでてくれた子のように
余裕のある雰囲気の子どももいるの。
笑顔であそんでるのよ。
知らない場所なのに、信じられないわ。
でもね、その知らない場所で、
この前、わたし、
おやつも食べさせてもらったの。
わたし、おいしくて、
うかつにも笑顔になっちゃったのよ。
これじゃあ、あの知らない子たちと
一緒じゃないって思ったけど、
もしかして、この知らない場所って、
そんなに悪くない場所なのかしら。
でも、お母ちゃんには、
ちゃんと言っておかなくっちゃ。
これ以上わたしを、
この知らない場所に置いていったら、
この知らない場所を
わたしのおうちみたいに
思っちゃうかもしれないわよって。
それに、知らない人のこと、
お母ちゃんみたいに
大好きになっちゃっても
知らないんだからって。
だから、やっぱり、
わたしを知らない場所に
置いていかないでちょうだいって、
はっきり言っておかなくちゃって
思ってるのよ。
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最後までお読みくださった方、
ありがとうございました。
ごあいさつが遅れましたが、
乳児リーダーの河合です。
今回のブログは
新入園児の1歳児さん(しか子ちゃん)の
4月の気持ちになって書いてみました。
お母さんから初めて
離れて過ごすしか子ちゃんですが、
だんだん保育園が
どんな場所かわかりはじめ、
育児担当保育の担当保育士のことや、
日々の流れ(日課)があることを
感じはじめています。
知らない場所=こととも保育園しかやま=第2のおうち
…となる日が、
しか子ちゃんに訪れることは、
遠い未来でもなさそうです。