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ザリガニ釣りを経験して・・・
こんにちは。
4歳児やまぶき組担任の加川です。
先日、ザリガニ釣りに行ってきました。
当日まではるり組さんリードのもと、
グループ名やエサを決めたり、
どうやって釣るのか?誰がどの道具を持つか?などの
役割を話し合ったりしてきました。
去年、ザリガニ釣りを経験している、るり組さん。
「ザリガニはスルメが好きなんだよ!」
「去年は生肉(豚肉)でたくさん釣れたよ!」など
教えてくれました。
ザリガニ釣り当日。
るり組さん、やまぶき組さんで
「えいえいおー!」と気合いを入れ、
やる気満々。
それぞれのグループに分かれて
ザリガニ釣りのスタート!
雨の後で水が濁っていて見えにくい中、
よく目を凝らしてザリガニを探し始める子どもたち。
「竿を入れたら動かさずにじっと待つこと」
「大きな音を立てないこと」など
コツを学んだ子どもたち。
しかし、なかなかエサにかからず、
退屈になった子どもたちは竿を動かしたり、
「いないじゃん〜」と
大きな声や足音を立てたり…(笑)。
保育者やるり組さんに
アドバイスをもらいながら、再挑戦!
エサをつけた竿を沼に入れると
ザリガニが寄ってきて、
エサにかかったところを釣り上げると、
「釣れた〜!」と大喜び。
竿で釣れたザリガニを網ですくい、
すくった網からバケツへザリガニを入れる。
グループで決めた役割を交代しながら
力を合わせていましたよ。
バディさんに優しく
教えてあげる姿も見られました。
初めてのザリガニ釣り。
「自分で釣りたい!」と思っている子もいました。
しかし、「1人では釣れない」ということを
経験できた1日になりました。
2回目のザリガニ釣りでは、
前回の経験がとても生きていて、
どのグループもたくさん釣れましたが、
保育園に連れて帰ってきたのは
大きいザリガニだけ。
小さいザリガニは
また大きくなってから釣るために
逃がすことにしました。
そして現在、お部屋では
33匹のザリガニを飼育しています。
毎朝、保育者と一緒に
ザリガニのお世話をするのが
日課になっている子どもたち。
ウッドデッキへ運んだ水槽から、
ザリガニをタライに移すのは
子どもたちの仕事です。
あかね組さんとるり組さんも
一緒にお世話をしています。
A君は最初、ザリガニが怖くて、
なかなか触れませんでした。
そんなA君をよそに、
るり組さんは軽々とザリガニを持ち上げていました。
その姿を見て、
「やっぱり、るり組さんってすごい!」と
思ったのでしょう。
A君がるり組さんのB君に、
「ザリガニのどこを持ったらいいの?」と
聞いたのです。
「お腹を持つといいよ」と
アドバイスをもらいその通り、
ザリガニのお腹を持つことを意識しながら
一生懸命になっていました。
そんなA君も今では
余裕でザリガニを触れます。
他にも、ザリガニを触れるように
なった子がたくさん。
ザリガニのお世話をする中で、
共食いをすることを知り、
死んでしまったザリガニを
目にすることもありました。
「土の中に埋めてあげよう」と
最後までやさしい子どもたち。
ザリガニ釣りをする前は
「死んでも他にもいるからいいよね」と
言っていた子どもたちでしたが、
お世話を通して、生き物の命の大切さを
感じ始めているようです。
ザリガニ釣りを通して、
子どもたちは何を学んだのか。
釣りの技術やザリガニの生態について
知ることができましたが、
それだけが目的ではありません。
友だち同士で自分の思いを伝えたり、
友だちの話に耳を傾けたりしながら、
役割やエサについて話し合ったり、
グループで協力してやり遂げる
充実感や満足感を味わえたこと。
「それが楽しい」ということを経験できました。
今回のようにあそびを通して得る力は
これから生きていく上で
必要となる力の基礎に
つながるのではないかと思います。