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七五三 〜畏敬の念が芽生える時〜
園舎の前のアメリカフウの樹が、
日ごとにきれいな紅と橙のグラデーション。
自然が見せてくれる色合いのすばらしさを
毎朝園に来るたびに感じています。
こんにちは、園長の金石です。
先日、七五三のご祈祷へ
3歳児・5歳児クラスとともに行ってきました。
今年から3・4・5歳児は
異年齢合同で一緒に過ごしていることもあって、
例年以上に年上のお兄さん・お姉さんが
優しく手をひいてあげる姿に
「大きくなったなぁ」と感じました。
一緒に近くの新海池公園にも
おさんぽへ行くことがあるので、
大人に言われなくても場所に応じて
年長が「チェンジ」と声を掛け合って
道路側へ自分たちが行くように
代わって守ってくれています。
歴代のお兄さん、お姉さんたちに
してもらった優しさを受け継いでいます。
時間に余裕をもって成海神社へ着いたので
ゆっくりとご祈祷にむけて
歩みをすすめていきました。
鳥居をくぐる際には一礼してくぐって、
「神さまにこんにちはするんだよ」と伝えると
頭を下げつつ、「こんにちは」と言う子ども達。
また、参道も「真ん中は神さまが通るから」と
中央は避けて通りながら行くと
前の方の子が他の子にも伝えてくれていました。
神社としては、
特にお参りする際の作法には
厳格なきまりはないそうです。
しかし、3歳や5歳の子どもでも
神社という場所へ来ると
何か目に見えないけれど、
心や頭の中の色々なものが
透明になっていくような感覚が
あるのかな?
もしくは、子どもにこそ、
あるのかもと感じました。
文字にすると難しいですが、
「畏敬の念」が芽生えているのでは?
と思う瞬間でした。
こういったセンス・オブ・ワンダー
(神秘さや不思議さに目を見はる感性)に
満ちた日々に気が付けるような大人でありたいし、
子どもたちの感性に響くような
日々を過ごさせてあげたいと
この成長の節目に思いました。