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Garden
0~2歳までの乳児は周りの環境や雰囲気にとても敏感です。
ルドルフ・シュタイナーは、5つの感覚(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)に、7つの感覚(生命感覚、運動感覚、平衡感覚、熱感覚、言語感覚、思考感覚、自我感覚)を加えた12の感覚があると述べています。
そこから受け入れた感覚を、快と感じるか不快と感じるか。安全と感じるか不安と感じるか。そこに感性の力があります。感覚の働きは、人間が生きていく上では欠かせません。
感覚の力を育てるには、風のそよぎや、雨や土のにおい、寒暖などを感じることや樹木、草花、木の実、昆虫など、様々な自然や人や物と関わる体験が必要です。
園庭には子どもたちが木立の間を自由にかけまわることができるように天然芝を敷き、砂場や築山を設けて、そこで土や泥遊びができるようにしています。
井戸を掘って水くみができる場所や野菜を育てる小さな菜園、季節の草花が咲く花壇では、土、水、草花、野菜、昆虫と触れあい、日常的に自然と近い関係が保てるように環境を整えています。
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- おもちゃの木箱
- 園庭で使うおもちゃが並べられている屋根つきの木棚。棚の前で仁王立ちして、ジ~~ッとおもちゃを眺め、どれを使おうか悩んでいる子や、使っていたものをもとのところへと戻しに来てくれる子など、様々な姿を見せてくれます。
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- 手押し井戸
- 子どもたちは容器に水をくんだり、流れ落ちる水に手を伸ばしたりしながら、冷たくて気持ちいい感触を味わっています。水や砂は様々な形に変化し、触れることで心を解放してくれる力を持っている。特に小さな子どもたちは全身が感覚器官で、周りのものすべてを無意識に「善きもの」として受け入れていくと言われています。だからこそ、自然のものや、本物に直接触れる機会を増やしたいと考えています。
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- 築山
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天然芝で覆われた、小さな築山。子どもたちは四つん這いになって登ったり、ロープを使って坂道を下ったり、ちょっと暗いトンネルをくぐってみたり・・・。
自分はどこまで、できるのかな?こうしたら、どうなるのかな?今度はこれ、やってみようかな?もっと楽しく遊ぶ方法はないかな? などなど。子どもたちは全身を使って、小さな山と対話しているようにも見えます。
Room
園内は掃除の徹底により、衛生的な環境を整えることはもちろん、季節の花を飾ることや、窓を開けて自然の風を入れるなど、心地よさをもたらすこと、整理された秩序のある美的な環境をつくること、さらに「遊んでみたいな」「触ってみたいな」と思うおもちゃや道具類が、いつでも手の届くところにあり、子どもたちの好奇心を満たすことを心がけています。
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- 優しくきれいな色
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お部屋の天蓋やおもちゃの布、カーテンなど、ピンクが多いはぐみのの園内。その理由は、お母さんの子宮の中の色だから。子どもたちはこの色を見ると、お母さんのおなかの中にいた時を思い出し、安心するとか。
7歳までの子どもたちは全身が感覚器官で、知的な理解よりすべて感覚で受け止めると言われています。
中でも、視覚体験は子どもたちの内臓の諸器官の形成に、働きかけると言われていることから、はぐみのでは「強い刺激は望ましいものではない」と考え、優しい色味のものを選ぶようにしています。
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- 厨房
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エントランスにある、ま~るい窓。
そこから漂う、いい香り。
はぐみのの厨房は、その窓から子どもたちが中を見ることができるようになっています。
どんな人が、どんなお顔をしながら、どんなお料理を作っているのか?
作る人、作る様子を知りながら食べることで、食べるものへの信頼と感謝の気持ちが育まれると思っています。
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- テラス
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人工芝を敷き詰めた、2階のテラス。
0歳児の小さな子どもたちが日光浴をしたり、夏はプールを出して水遊びをしたり、お部屋から裸足で出かけて、すぐに遊べる空間です。
壁には色が付いたガラスのブロックがはめ込まれ、子どもたちはそこから景色をのぞきこみ、色の世界を楽しんでいます。