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園の一日

ルドルフ・シュタイナーの人間観と発達観を取り入れ、乳幼児期に大切な生活習慣や自己肯定感を育むことを目指した一日を過ごします。

そら組(3歳児クラス)
07:30~
09:30
登園・室内あそび、庭の花摘み、花瓶の水替え
09:30~
11:15
ティータイム
ライゲン(朝の集まり)
散歩・園庭あそび・水遊びなど
おはなしの時間
11:30~
12:30
食事
12:30~
14:30
おひるね
14:30~
15:00
絵本の時間
15:00~
15:30
おやつ
15:30~ 園庭あそび
ティータイム
順次降園
  • 0歳児の授乳や離乳食、睡眠のタイミングは個々の生活リズムに合わせて行い、穏やかにゆったりと過ごします。
  • 保育園に通い始める時はお子様が園に慣れるまで、短時間の「慣れ保育」を行います。
  • 1日11時間まで利用できる「保育標準時間」と1日8時間まで利用できる「保育短時間」があり、利用時間は認定区分や保護者の状況を考慮して決定します。
  • 原則的な保育時間帯を超えて利用する場合は、別途、延長保育料がかかります。

朝の会

「ライゲン」と呼ばれる季節の歌を輪になって歌ったり、身体で表現したりして楽しんでいます。

朝の会
静寂とファンタジーの時間

朝から少しずつ活動が上がっていく身体のために、ゆったりとした雰囲気と「静寂の体験」ができるように意識しています。幼い頃に静寂の体験をすると、「聴く」ということが身に付くように思います。「耳を傾けて聴く」ことができる、それは「人の話を聴くことができ、相手の思いも気づける」ことにつながっていくと考えます。

夢中になって集中している時は、自分自身に向かい、内的に静けさが生まれます。その時の充実感は、将来につながる勉強や仕事への集中力につながります。そして、それは空騒ぎや瞬間的な楽しみの中からでは生まれてきにくいもののように思われます。さらに、想像力やイメージ力は「自分の頭で考える」癖がついているかどうかも鍵になるように思われます。

私たちはライゲンの中で、詩のような歌や言葉を使うようにしています。それを聴き、子どもたち自身の頭の中で想像できるように、その世界観に入り込むことができるように、語られている言葉からも全身を包みこめるよう、私たち大人の心にも、静けさとファンタジーをもってするようにしています。

美しい言葉、シンプルな言葉に触れ、感性豊かに子どもたちの中の小さな芽がすくすくと育つように、静寂とファンタジーの時間を大切にしていきたいと思っています。

主活動

散歩や園庭あそびなどの外あそび、おもちゃや手を動かす創作活動などの室内あそびをします。

  • 散歩

    散歩
    新池公園など、自然豊かな公園までお散歩に出かけています。お日さまの光や雨のにおい、風が木々を揺らす音や四季折々の草花の色合いや香り、土や砂の手触りなど、自然の恵みに触れる機会を増やしています。
  • 手を動かす時間

    手を動かす時間
    毎週、曜日を決めて水彩やにじみ絵など、手を動かす創作の時間を設けています。子どもたちは自分の思うままに筆を動かし、色を選び、紙に広がっていくのをじっくり楽しんでいます。時間のかけ方や、色の選び方、筆の動かし方。ここにも、一人ひとりの個性が見られ、一人ひとり、違うことを改めて感じます。
自然に近い素材のおもちゃ
自然に近い素材のおもちゃ

子どもたちが遊ぶおもちゃには石や砂、木片や布、どんぐりやトチの実などの木の実を使い、おままごとのお皿やお椀もなるべく木の素材にし、身近に自然物を多く取り入れています。
羊毛はスウェーデンやドイツからの本物を。手作りのおもちゃも取り入れ、こだわりいっぱいの環境です。
誕生から7歳までの時期にしかできない課題は、自分の身体を作ることで、身体と深く結びついた意志が育つ時期だとも言われています。
身体を作っていくということは、同時に感覚器官が育っていくということです。

全身がひとつの感覚器官のような存在である子どもたちは、そこにあるものすべてを全身で無意識に「善いもの」として受け入れていきます。

子どもの開かれた感覚を通して、子どもの身体づくりに周囲の環境全てが直接、影響を及ぼします。

そのため、計算されたサイズの積み木もいいけれど、木を切ったままの木肌が感じられる積み木は「木」を直接体験でき、肌触りや匂いなどからもどんな「木」なのか?想像がふくらむ。

そんな直接体験を通して、そのものの「質」を感じ取り、その子自身の「質」が育ってくれたらと願っています。

食事

おいしくて、質のいいものを、しっかりと食べてほしい。

食事
ほんとうの味を知る体験に
「3歳までの食経験は、その人の一生の味覚を左右する」と言われています。人間は小さい頃から味覚にすり込まれた味には安心感を覚え、それを「おいしい」と思うとか。その一方で、お砂糖をたくさん使ったものや油をたくさん使ったものは、食べると快楽を感じ、身体が欲していないのに、快楽のために食べてしまうこともあるようです。
一生の味覚は一生の健康にもつながります。はぐみのでは子どもたちに「安心感」から生まれる「おいしさ」を獲得してほしいと願い、こだわりをもって、食事作りを行っています。
お米
お米
毎日、ご飯を主食としています。パンを主食とした場合、それだけで食事が済んでしまうこともあり、栄養が偏りがちです。また、パンには他の加工食品同様、リンが多く含まれていてカルシウム不足を招いてしまいます。その点、ご飯はおかずが必要となり、栄養バランス良く、食事を摂ることができます。主食であるお米は天白区にある「あいのう」の契約農家で生産された、ビタミン・ミネラルが豊富な七分づき、五分づき、玄米を使用しています。有機肥料を使い、極力農薬をおさえた安心・安全なお米です。
お出汁
お出汁
お米と同じく「あいのう」から仕入れている削り節を使い、お出汁をしっかりと取り、汁物や煮物に使用しています。使い勝手のいい「出汁パック」タイプと、お蕎麦屋さんなどでも使われている本格的な厚削り節、また、昆布を使う時もあります。厚削り節で取った出汁で作るすまし汁は、ひと口飲んだら心と身体にスゥーっとしみわたるおいしさです。また、洋風・中華風の献立にも、ベースとして出汁を使用する時があります。出汁は他の調味料と喧嘩することなく、私たちの味覚を安心させてくれます。
調味料
調味料
調味料にもこだわっています。たとえば、お醤油。主に使っているのは濃口醤油の「あいのう純生しょうゆ」。国内産丸大豆、国産小麦、天日製塩使用で、昔ながらの杉の樽仕込製法です。香りが良く、コクがあり、料理の素材を活かした仕上がりになります。もうひとつは白醤油です。こちらは地元・愛知のヤマシン「白醤油」を使用しています。子どもたちも大好きな、はぐみのの「すまし汁」はこの醤油で仕上げています。
季節の体験

日本には四季があり、季節ごとに旬の食べ物があります。旬の食べ物はその時期の身体の調子を整える働きがあり、日本の食文化とも深い関わりがあります。

はぐみのでは、そんな季節に応じた日本の食文化を子どもたちも体験する時間を設けています。

夏には梅仕事で梅ジュースづくり、秋は園庭で育てたサツマイモで焼きいも大会、おひな様の季節には愛知県伝統のひな菓子「おこしものづくり」をするなど、四季と農作物、農作物と身体、四季と農作物と食文化の関係を、子どもたちは「楽しい体験」として学んでいきます。

お昼寝

お昼寝

お昼寝にはスタッキングヘッドを使います。ベッドとはいえ、高さがほとんどないため、子どもたちが落ちる心配もなく、すやすや気持ちよさそうに眠っています。キルティングマットをご購入頂くとともに、上に掛ける布団や毛布、バスタオルなどは、ご家庭でご用意していただくことになりますが、かさばる敷き布団の持ち帰りはありません。

おやつ

おやつ

おやつは第三の食事です。嗜好品ではなく、子どもたちの栄養を補足するものと考えています。バラエティ豊かな玄米おにぎりやお団子、やさしい甘さの蒸しパンやゼリーなど、季節感を大切にしながら、できるだけ無添加にこだわり、手作りしています。子どもたちが持って食べやすいカタチに仕上げ、楽しい時間になるように心がけています。

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