こととも保育園もりやま

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子どもの力を信じて

こんにちは。
3歳児担任の渡辺です。

あこがれの幼児さんへ仲間入りをし、
新年度がスタートして
約2ヶ月が過ぎました。

子どもたちにとって
毎日初めての経験が多く、
とまどう場面がある中でも、
うれしいことがいっぱいの毎日。

身の回りのことを自分で取り組み、
お部屋で過ごす時の約束も少しずつ覚えて、
守れるようになってきているみんなです。

そこで先日、いつもは
るり・やまぶきさんがあそんでいる
憧れのおもちゃ‟大工さん”で、
初めてあかねさんもあそぶことにしました。

細いくぎを、板にあいている
小さな穴に合わせて金づちで
ボードに打ち込んでいきます。

‟金づちをお友だちに向けない”
‟くぎは一本ずつ使う”など
約束があります。

でも、きっと大丈夫!
保育者がやり始めると…
それに気づいた子が見に来て

「何してるの?」
「大工さんよ。やってみたい?」
「えっ?!うん!!」

輪が広がってみんなが大集合です。

夢中であそぶみんなの表情に、
‟お兄さんお姉さんになった”という
喜びの気持ちがあふれていました。

積み木あそびも好きな子どもたち。

「マンション!」
「駐車場もあるの」
「これは消防署だよ!」

試行錯誤して積み上げていきます。

そんな中、るり・やまぶきさんが
高いタワーを作る様子も、
近くでずっと見てきました。

するとある日、
円形に積み始める子が!!
「高くしたい」と
どんどん積んでいきます。

誰が教えたわけでもなく、
年上の友だちがあそぶ姿を見て、
‟私もやってみたい”
‟どうやって作ってるのだろう?”
という気持ちが芽生えたのですね。

異年齢の友だちと過ごしあそぶことで、
大人が介入しなくても
子ども同士で解決しようとしたり、
自然とあそびの発想も広がっていきます。

 

 

 

 

さて、もも組から
昆虫マンション『サンピーチしかやま』も
一緒に引っ越してきましたよ。

住人だったツマグロヒョウモンの幼虫は、
無事に羽化して
空へ羽ばたいていきました。

カマキリの卵から
赤ちゃんが大量に生まれると、
図鑑をひろげて、
「赤ちゃんはなにを食べるんだろう?」
と調べる子も。

「ここならご飯もたくさんあるね」と、
新海池公園の原っぱへ放ちました。

卵のときからサンピーチで見守り、
大きくなったカタツムリの‟ベビーちゃん”も、
みんなで相談をして
「森にいるお友だち
(カタツムリ)の所へ連れて行こう!」と、
公園の森の中で
「元気でね」とさよならをしました。

そして、ザリガニが新しい住人に
仲間入りをしました!

カタツムリとおわかれをし、
森を通り抜けて池の方へいくと…
ザリガニ釣りをしている方に遭遇!

ちょうど釣れた子を分けてくださいました。

夕方になると、
「そろそろお世話する??」と
子どもたちから声が上がり、
率先してお世話をしています。

「また卵から生まれてるよ!」
「脱皮してる!」と
虫たちをよく観察していて、
変化にもすぐに気付いて教えてくれます。

るり・やまぶきさんの
ザリガニ釣りがはじまるのを
「お友だちが増えるかなぁ?」と
楽しみにしている、あかねさん。

去年からのカブトムシの幼虫も
何匹か土の中で育っていて、
これからまたにぎやかになりそうです。

 

異年齢合同保育による生活やあそびの中で、
身の回りの面白いことや小さな変化に
『気づく力』を身につけ、
気づきから生まれる
『好奇心』を活動の原動力とし、
『考える力』につなげていけるといいなと思います。

 

『子どもたちは自分で育つ力を持っている』
と信じ、
これからも見守っていきたいと思っています。

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