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小さな仲間たち
早くから梅雨に入ってしまい、これから室内の遊びを充実させよう!と意気込んだのは6月初めの頃。
予想に反して雨の降らない日も多く、野菜の水やりや砂場遊びに お水をせっせと運ぶ子ども達の元気な声が園庭から聞こえます。
こんにちは!園長の稲岡です。
今日は、保育園の小さい仲間を紹介します。
ある日・・・4歳児きりん組のYくんがアゲハ蝶の幼虫をつれて登園してきました。
「Yがもってきたんだよ!」
おうちの柚子の木についていた幼虫だそうです。2齢幼虫かな? 黒くて小さくてゲジゲジしています。
当然 ・・「みんなでそだてたい!」
さてさて ここで悩むのはエサの確保です。
以前 お隣のNさんのおうちのザボン(ぶんたん?)にいた幼虫を育てた経験があるのですが、ザボンでも食べるかのかな?
みんなで葉っぱをもらいに行き、ケースに入れて観察
「あ たべてる!」
ホッとしてお家へ帰る子どもたち
ところが 次の日、かごをのぞくと幼虫たちは葉っぱを食べていません。
「やっぱりダメなんだ・・・」
ミカンの葉っぱが届きました。やっぱり幼虫たちはじっとしています。
「みかんはきらいなんだ」
葉っぱを食べていないので心なしか小さくなってきた幼虫さん
「どうしよう・・・」
いよいよ幼虫とのお別れを予想し始めたとき
Yくんのママの会社の人から・・・
遅番パートの先生から・・・
ぞうぐみ Kちゃんの九州のおじいちゃんから・・・
ゆずの葉っぱが届きました!!!
もりもりもりもり食べ始めた幼虫たち
いっぱい食べるから フンもいっぱいしますが、食べてくれるのがうれしいので虫かごの掃除も気になりません。
この後
無事に3匹ともさなぎになり、
その後
無事に3匹ともちょうちょになり、
保育園を巣立っていきました。
「ばいばーい」「げんきでね~」「ずっとだいすきだよ~」・・ん?
柚子の葉っぱをご協力いただいたみなさん ありがとうございました!
アゲハ蝶を送り出した子どもたちの次なる日課はカブトムシのお世話。
開園した年から少しずつ新しい仲間を入れながら
ずーっと育て続けているカブトムシたちが、今年も土の中から出てくる出てくる・・・・
多分20匹以上いると思われる彼らのために、毎日わいわいお世話する子どもたちです。
先日・・土を入れ替えていた時に 1匹逃げちゃったんだと子どもたちは残念がっていましたが、
特に努力しなくてもエサが出てくるぬくぬくな環境にいた彼が 外の世界で生きていけれるか心配です。
古い土の中にはもう卵を産まれていたので、土と一緒に捨ててしまわないようにそっと卵を移し替えましたよ。
そして・・虫好きなことともの遺伝子は 着実に小さい子たちへ受け継がれています。
ぱんだぐみ(1歳児)うさぎぐみ(2歳児)りすぐみ(1歳児)のみんなはカタツムリやテントウムシ・ダンゴムシにも夢中。
夏野菜のプランターを動かしてはダンゴムシを捕獲して観察中です。
小さい仲間との触れ合いが命を大切にする心を育み、子どもたちの心を豊かにしてくれると信じています。
ちえ