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経験を活かして楽しむ製作あそび
こんにちは。
あかね組担任の桂本です。
急に寒さが増し、
一気に冬の訪れを感じる今日この頃。
そんな寒さの中でも、
子どもたちは戸外へ出て、
友だちと追いかけっこをしたり、
大繩跳びに挑戦したり、
新海池公園の広い芝生を
思いきり駆けるなど、
身体を動かして元気いっぱい!
室内でも、
夢中になって遊んでいます。
あかね組になってから、
さまざまな素材や道具を使って
製作あそびなどを楽しんでいます。
七夕飾りでは
絵本を読み合っている時に興味を持った、
輪飾りを作ってみることに。
輪飾りを作るために
折り紙を細長く切っていると、
“自分もやってみたい!”
と思ったAちゃん。
早速、ハサミ、セロハンテープを
出してみました。
初めて使うハサミの約束を
周りの子と共有後、
手を添えながら切ってみました。
が、体幹がまだ弱いため、
指先の力も弱くなり、
なかなか切ることができず・・・。
ハサミは体幹がしっかりし、
手や腕を支えることができるように
なってから使うことにしました。
セロテープでの輪飾りは
片手で輪っか状にしたまま、
もう片方でセロハンテープを
切るという作業で、
難しくはありましたが、
だんだんコツをつかんでくると、
自分の背丈くらいまで
つなげることができるようになりました。
そして、夏。
絵本『せんたくかあちゃん』に登場する
かみなりさまや洗濯板作りを
カラーポリ袋や広告、カラーペン、
ダンボールなどを使って製作しました。
ダンボールを使って
洗濯板を作った後、タライも作ることに。
保育者が
「どうやって作ったらいいかなぁ」
と聞いてみると
「ダンボールを使えばいいじゃん!」
と声がとんできました。
洗濯板を作った経験から
同じもので作れないかと考えたようです。
その提案を受けて、
さっそく協力しながらタライを製作し、
見事洗濯セットが完成しました。
次はかみなりさま作り。
さまざまな色のカラーポリ袋から
自分の好きな色を
チョイスしていく子どもたち。
決めた後は、広告を丸めて
袋の中に詰めて身体を作っていきます。
詰め終わった後は
物語と同じように洗濯をして、
カラーペンを使って顔を描き始めました。
好きな色のペンを使って描いた
自分だけのかみなりさまは特別で、
大切な友だちとなりました。
かみなりさまと遊ぶ中で
お寿司屋さんの広告を見つけ、
お寿司屋さんが始まりました。
子どもたちもお寿司を知っていることと、
私自身、お寿司が好きなことから、
紙に描き始めました。
もっとリアルにお寿司屋さんができないかと、
ハサミで切り抜いていると、
“やりたい”との声が上がりました。
“まだ難しいかな?”
そんなことを思っていたのも束の間、
この半年で鉄棒や平均台などで
腕・手首を鍛え、
体幹を高めることを経験してきたので、
その声を大切にして、再びハサミに挑戦!
すると、自分の力だけで
切ることができたのです。
自分で切ることできたうれしさから、
描いたお寿司や顔などを切って
お寿司屋さんのエプロンに貼ったり、
飾ったりしました。
また、細長く切った紙を
好きな色に塗った後、腕時計にしたりと
自分の作りたいものを考えて
製作する姿も見られました。
友だち同士、
「ここを持ってこうやって切るんだよ」
と教える姿が。
保育者がCちゃんや他の友だちに
教えている姿を覚えていたんですね。
切り方だけでなく、相手への渡し方も、
自分が聞いてやってきたことを
教えていました。
友だちに教えることで、
きっと自分の身にも
なっていると思います。
この他にも絵の具やのり、
色画用紙、新聞紙などを使って、
さまざまなものを作って
遊んできました。
初めて触れたものでも、
何度も経験することで
いろいろな方向に
使い方が広がっていきます。
私自身、幼少期から
空き箱などを使って
製作することが大好きで、
何を作ろうか考えている時や
イメージしたもの作っている時が、
とても楽しい気持ちになります。
そんな気持ちを
子どもたちと一緒に感じながら、
これからも製作あそびを
楽しんでいきたいです。