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絵本からあそびへ
新年あけましておめでとうございます。
1歳児あさぎ組担任の
長谷川です。
年が明けても寒い日々は続きますが、
今日も子どもたちの
元気な声が聞こえてきました。
今年もよろしくお願いします。
あさぎ組では、
昨年の秋ごろから恐竜ブームが来ています。
はじまりは園庭であそんでいる時に見つけた
きれいな石でした。
ひとりの子どもが「みてみて」と
石を持ってきました。
まるで卵のような形の石だったので、
「卵みたいだね。ここから何か生まれるかな?」
と聞いてみました。
すると、「恐竜」という言葉が
子どもたちの口から出てきたので、
卵や恐竜の絵本を読み合うことにしました。
卵(石)のおかげもあってか、絵本は大人気。
絵本を読み合うことで、
より卵に興味津々の子どもたちです。
しばらくして卵から
トリケラトプス(ぬいぐるみ)が生まれました。
子どもたちにどんな名前にするか聞くと、
「しっぽが生えているからしーちゃん」
とのことで、しーちゃんに。
その後、散歩先の公園でまたまた卵を見つけ、
ブラキオサウルスのコウくんも誕生しました。
テラスや園庭、散歩にも一緒に行くようになった
しーちゃん・コウくんです。
しーちゃんたちと一緒に過ごすようになってから、
『きょうりゅうかくれんぼ』という
絵本を用意しました。
「恐竜どこだ?」と聞くと、
山や森の絵の中に、ここ!」と
手を伸ばす子どもたち。
たまに恐竜ではなく、
蝶や虫を指差す時もありますが、
虫の名前を伝えると、
“そうか”と納得したように絵に夢中です。
今ではかわいい片言で
恐竜の名前を呼びながら探す子もいます。
そして『きょうりゅうかくれんぼ』を
読み合っているうちに、
”実際にかくれんぼをみんなでやってみよう”
ということになりました。
公園にしーちゃんたちも一緒に行き、
まずはしーちゃんに隠れてもらいます。
保育者が「しーちゃんどこ行った?」と聞くと、
「あれ?」と探し出す子どもたち。
ベンチや木の下、遊具を探すと
「いた!」。
しーちゃん発見です。
次に保育者も隠れてみることに。
隠れていた保育者を見つけると、
安心したように笑う子どもたちです。
今度は保育者と一緒に
子どもたちも隠れます。
「見つかっちゃったー」と
少し悔しそうに言うのがかわいらしいです。
時には、
「ここだよー!」「ばあ」と
見つけるよりも先に出てくることもありますが、
今のあさぎ組の子どもたちなりに
かくれんぼを楽しんでいます。
ひとりの子の言葉から
卵、恐竜、絵本、かくれんぼと、
あさぎ組みんなに広がっていった世界。
子どもたちの言葉を拾い、
絵本を用意することで、
ますますあそびが広がっていきました。
普段の生活の中で、
子どもたちをよく見ること、
子どもたちの言葉に、
よく耳を傾けることの大切さを感じました。
今後も子どもたちと一緒に、
絵本の世界を全身で
楽しんでいきたいと思います。