4月 それぞれのはじまり
春のやわらかな光に包まれて、
こととも保育園はぐみのに、
また新しい一年が始まりました。
園長の櫻井です。

初めて保育園の生活が始まる
新入園児の子どもたち。
そして、一つ大きくなり、
新しいクラスでの生活をスタートさせた
在園時の子どもたち。
それぞれが、それぞれの場所で
新しい一歩を踏み出しています。
入園式という節目を経て、
少しずつ始まる慣らし保育。
はじめは戸惑いや不安を抱えながらも、
クラスの担任との関わりの中で、
少しずつ安心して保育者のお膝から離れて…。
お部屋の中で好きなものを見つけ、
そっと手を伸ばし、
あそび始める姿が見られるようになってきました。

その小さな一歩はとても静かだけれど、
確かな歩みです。
誰かにうながされるのではなく、
自分の内側から「やってみよう」と
動き出す瞬間。
そこに子どもたちの育つ力があります。
子どもたちは新しい環境のなかで、
そのまなざしで、空気で、
そして普段の暮らしの中で、
自分の周りの世界を丸ごと感じとっています。
はぐみのでは
「生活そのものが教育である」と考えています。
毎日の繰り返しの中にある安心や、
変わらないリズムの中で、
子どもたちは少しずつ自分の力で
立ち上がっていきます。

朝の温かなはじまり。
整えられた空間。
季節の花々…。
その一つひとつが、
目には見えないけれど、
確かに子どもたちの中に積み重なっていきます。
戸惑いながら一歩を踏み出す子も、
自信と期待を胸に新しい役割へ向かう子も、
やがてそれぞれの歩幅で、
自分の場所を見つけていきます。
新しい一年が、すべての子どもたちにとって、
温かく実りあるものとなりますように。
本年度もどうぞよろしくお願いいたします。





