お別れ遠足に向けて～ほしちゃんといるかくんも一緒に～

こんにちは。
１月は「行っちゃう」、２月は「逃げちゃう」、
３月は「去っちゃう」と言いますが、
時が経つのは早いもので、
もうお別れ遠足の季節となってしまいました。

るり組の成長がうれしくもあり、
寂しさも募っている
４、５歳児やまぶき、るり組担任の西田です。

毎年、行き先は
その年の年長児に合わせて決めていますが、
今年度はいきものが大好きで、
イメージを形にすることを
十分楽しんできたるり組さんと
動物園に行きたいな…という思いから
決定しました。

下見に行き、地図を見せながら話をすると、
「地図欲しい」と早速Aくんが言い始め、
「みんなの分あるよ」と答えると、
「ヤッター！」と大喜び。

次の日からその地図を広げて
研究が始まりました。

地図を入れるためのポシェットも作り、
そのポシェットには
ビニールテープや油性ペンを使って
動物を作っています。
カラーポリの色にもそれぞれこだわりがあり、
編み物やフエルトで飾りをつける子もいて、
一人ひとりのオリジナリティが爆発しています。

すると、
「ほしちゃんといるかくんも、
ポシェット欲しいんじゃない？」
「何色がいいか聞いてみる！」と言うのです。

お別れ遠足に
ほしちゃんといるかくんが一緒に行くのは、
同じるり組の仲間だと思っている
るり組の子どもたちにとっては当たり前のことで、
だからこそ”ポシェットも必要だ”と
感じたのではないでしょうか。

その意見に誰も異論はなく、
協力して動物模様も作ってあげていました。
いるかくんのポシェットにほしちゃんを付け、
「お母さんと一緒がいいかな」と言う姿は
まさに親心のようでした。

ラキューで動物園を作ったり、絵を描いたり、
編み物で動物を作る子も出てくる中で、
ほしちゃんといるかくんのお弁当や
おやつを作る子も出てきました。

今までの経験をフルに活かして
いろいろな製作を楽しむ子どもたちを見ていると、
動物園に行くまでも、
もうお別れ遠足は始まっているんだな…と感じます。
まさしく集大成なのです。

そんな中で、
インフルエンザB型が流行し始めました。

”るり組みんなで最後のお出かけを楽しみたい”という
思いが強いので、熱が出る子がいる度に
「大丈夫？」「みんなで動物園行ける？」と
心配でたまらない子どもたち。

そこで延期することに決定。

”絶対みんなで行こうね”と楽しみにしています。

二度のお弁当を快く受け入れてくれたこともそうですが、
保護者の方々にはずっとご理解、
ご協力いただきながらここまで来れたな…と、
改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

子どもたちには内緒で、
ほしちゃんといるかくんに協力してもらって、
より思い出に残るものになるようサプライズを考え中。

この笑顔が動物園でも見られるといいな。

全員で元気に最後のお出かけが楽しめますように。