こととも保育園もりやま

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すっぱーーーい

こんにちは。
管理栄養士の小川です。

お盆を過ぎれば暑さ和らぐ・・・
と言われていますが、
これから残暑が厳しい時期ですね。

暑さや疲れで食欲がない時に
ピッタリなのが梅。

夏を元気に乗り切るために、
昔から受け継がれてきた
食の営み「梅仕事」・・・。

今年はいろいろなかたちで
子どもたちと楽しみました。

梅雨入り前に仕込んだ梅ジュース、
例年にない暑さで傷まぬよう
キッチンで温度管理しながら、
毎日、子どもたちが振り混ぜました。

「しるができてきた」
「きらきらしてきれい」
「うめがしわしわしてきたね」

時間をかけて
ようやく完成した梅ジュースは
「おいしい!」
「あまくてすっぱい!」
「なんばいでものめる」と、
大人気でした。

気になるのは残った梅、
「どうするの?食べられるの?」
興味が広がります。

そこで、
次は梅ジャム作り。

鍋に刻んだ梅と水を入れて煮ていると、
「ゆでるの?」と
言う子がいました。

5月に収穫した
さやえんどうを茹でて
食べた時のことを思い出したのです。

「『にる』と『ゆでる』はにてるね」

正解を言うでもなく、
しばらく様子を見ていると、

「わかった、やわらかくしてたべるんだ」

その子なりの答えを見つけていました。

ジャムができあがってくると、
「すっぱいにおいがしてきた!」
「カレーみたいないろだね」

目の前の光景のいたるところに
興味をむけながら、
五感をフル回転させる子どもたち。

楽しみにしていたその日のおやつ、
梅ジャムを添えたクラッカーと
梅ゼリーに大満足の様子でした。

最後は昔ながらの梅干し作りです。
塩漬け→赤しそ入れ→天日干しと、
その都度、子どもたちに
手伝ってもらいました。

ひと粒ひと粒
丁寧に並べていきます・・・

見た感じはとても美味しそう。

「はやくたべてみたい」
「ゆかりもある?」

期待が高まります。

天日干しが終わり、
できあがった梅干しを、
昼食で白いご飯と
一緒にいただきました。

「すっぱーーーい!」

想像以上の酸っぱさにビックリ。

そこで担任のかずよさんが
一口食べて
「すっぱいけど、げんきがでた!!」

この言葉に
背中を押されたように食べ始め、
いつの間にか酸っぱさを
楽しむような雰囲気に。

結局、おかわり用のご飯も、
梅干しやゆかりで
全部食べてしまいました。

後日、乳児さんも食べらるよう
キッチンでアレンジしてもらい、
『梅じそひじきおにぎり』を
おやつでもいただきました。

 

手間をかけて、いろいろな食べ物に
変化していく面白さを知り、
はじめての味にも挑戦するなど、
梅を存分に楽しんだ子どもたち 。

残りの夏も梅パワーで
元気いっぱい過ごして欲しいです。

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