こととも保育園もりやま

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そらまめってなあに

もも組担任の森脇です。

暑さが増す一方で、梅雨が始まり
徐々に湿気を感じるようになりました。

大人には憂鬱に感じる雨の日も
子どもたちにとっては楽しみがいっぱい。

雨の日にしか出番のない長靴や
傘を持つことに喜びも大きく、
雨上がりの戸外では水たまりを見つけ、
葉っぱが濡れているのに気付き、
発見も多いです。

子どもたちと共に、
季節の移り変わりを五感で感じながら
過ごしていきたいと思います。

そんな中、毎日、
食べきり量に配膳される食事を
楽しみにしている子どもたち。

友だち同士、
「アギアギごっくん」
と声を揃えたり、
「ちょっきんしたらたべれるよ」
とお互いに声をかけ合ったりしながら
苦手なものにも挑戦する姿もたくさん!

完食した子どもたちの表情は、
喜びと自信にあふれていて、
私たちも嬉しく思います。

食事と五感といえば
先日、栄養士のみつえさんと
『そらまめくんのベッド』
と言う絵本を読み合いました。

春から初夏が旬の食べ物の一つの
「そら豆」ですが、
“そら豆ってなんだろう?”と
絵本を見る子どもたちの表情は
いつにも増して真剣!

さっそく、
そらまめくんのベッドは
本当にふわふわなのかな?!と
実物を触ってみることになりました。

そらまめが登場し、
さやに触れてみると
はじめはドキドキした様子でしたが、
「ふわふわしてる」と
ベッドがやわらかいことを
確認することができました。

次にまめが登場し、
「これなにかな?」と聞かれ、
自信なさげに「えだまめ…?」と
答えたり、
実際に手に取ってみると、
「つめたーい」と感触を楽しんだり、
「なんか穴あいてるね」
「茶色くなってる」と
新たな気づきがあったりと
興味津々な子どもたち。

緊張していた表情から、
少しずつそら豆のことを
知っていく喜びで、
ぱあっと表情が明るくなる瞬間が
感じられました。

翌日、昨日触ったそら豆が
そら豆コロッケになって食事に登場すると、
「そらまめくん!」と思い出し、
「そらまめくんおいしい」と
ペロリと完食する子がたくさんでした。

ちょっと苦手だなと思う子も
一口、二口と
自ら食べてみる姿もありました。

「どんな味がする?」と聞くと、
「じゃがいも」
「ポテトサラダ」
「メロン」
「お豆」と
答えはさまざまでした(笑)

絵本を読み合い、
実際に触れてみることで
「そらまめ」と言う名前を知り、
親しみを持つことができ、
食事への気持ちにも変化があることを
感じる出来事となりました。

身の回りにある様々な食べ物も
子どもにとっては新しい発見がたくさん。

大人には目で見て分かることも、
子どもたちは手触り、匂い、色など
すべての感覚を通して
その世界を感じようとしています。

これからも
“自分たちの食べているものは
 なんだろう?”と
興味を持つこと、
知ることを大切にしながら、
食事を楽しめるように
過ごしていきたいと思います。

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