こととも保育園もりやま

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憧れの積み木タワー

こんにちは。
3歳児あかね組の河合です。

年長児クラスの保育室に
積み木タワーができてから、
あかね組の子どもたちも
そのタワーに憧れて、
積み木を積んであそぶ姿が
見られるようになってきました。

積み木を使って囲んだり、
積んだりして
動物園を作ってあそんだり、
友だちと一緒に
憧れの積み木タワーに
挑戦したりしています。

何度も積んでは崩れてしまうことを経験し、
「そうだ、糊でつけたらいい」
というアイディアがうまれ、
ままごとコーナーにある洗剤を
糊に見立てて、
つけ始める子どもたち。

見立てただけの糊のはずが、
そのお陰か倒れずに
高く積むことができるように
なってきました。

すると、
すかさず「イス持ってくる」と言って、
張り切ってイスに登って
積み木を積もうとします。

どこで見聞きしたのか、
子どもたちは年長児が
天井まで届く積み木タワーを作った時に、
脚立に登って積んだことを知っていました。

〝高くなったら、何かに登って積むんだ〟
ということが、
子どもたちの頭にあったのでしょう。

それは憧れの行動のようで、
まだ登らなくても十分届く高さから、
勇んでイスに登る子どもたち。

イスに登っていると
積み木を取るのが大変だと
いうことに気づき、
「わたし、渡す人ね」と言ってくれる
友だちの姿がありました。

結局、この日は、
イスに登って積んでいるために、
イスの上でバランスを崩してしまい、
積み木が倒れてしまいました。

積み木が崩れた後、
子どもたちは年長児の保育室を見に行き
何やら、熱心に研究していました。

「そうだ、はじめは小さく積んで、
 後から大きくするんだ」
という声が聞こえてきました。

年長児の積み木タワーは
中に小さなタワーがあり、
その周りを大きなタワーが囲む形で
できていました。

それを見て、子どもたちなりに、
”二重にすると高くできるのではないか”と
考えたようでした。

実のところ、
年長児の積み木の積み方と、
あかね組の子どもたちの
積み木の積み方は
違いがあります。

年長児は、さすが、
倒れにくい積み方をしています。

年長の担任によると、
その積み方も、前の年長児の姿を見て、
自分たちで習得していったそうです。

答えを大人が教えてしまうのではなく、
自分たちで試行錯誤しながら
見つけていくところに、
あそびの醍醐味があります。

あかね組の子どもたちは、
積み方の違いに、いつ気がつくかな?と
楽しみに様子をみているところです。

保育園は第2の家庭です。
その保育園で
年上の子どもたちがしていることを見て、
憧れながら子どもたちは育っています。

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