こととも保育園もりやま

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なんでもやってくれるホテルごっこ

こんにちは。
3歳児あかね組の河合です。

新型コロナウイルスまん延防止等
重点措置実施期間中のため、
あかね組にも登園を
控えて下さっているご家庭があります。

そんなご家庭でも、
このブログを見て、
友だちの様子を感じてもらえたらと
願いながら書いています。

今、あかね組では
「なんでもやってくれるホテル西川」という
あそびが盛り上がっています。

きっかけはAちゃんが
「ねえ、ホテル予約したけど行く?」と
担任を誘ってくれたことからでした。

その言葉を受けて、
周りの子がすぐに
「いらっしゃいませ」と受付をし
「部屋は3910005678です」と
レジを押しながら言います。

いったい何階建のホテルなんだろう?
と思いながら聞いていると、
なぜか、部屋ではなく
レストランへ案内されました。

子どもたちのホテルのイメージは、
レストランがあって、
温泉に入ることができ、
そして、眠る部屋があるという
もののようです。

まずは、レストランで
ピザやデザートを食べました。
と言っても、
いつものままごとコーナーなのですが、
そこはもう立派なホテルのレストランです。

保育室にある物や場所を、
お風呂や脱衣所、
ホテルの部屋に見立てて、
ホテルの人とお客さんになりきって
あそびました。

保育者と子どもたちと一緒に、
本当にホテルに泊まったような、
とても楽しいひと時でした。

このあそびを気に入った子どもたちは、
次の日も「昨日のまたやろう」と言って
続きが始まりました。

あそび込んで行くうちに、
”ホテルの看板が欲しい”となり、
「なんでもやってくれる
ホテル西川」という、
ちょっと変わった名前の
ホテルが誕生しました。

「なんでもやってくれる」というのは、
ホテルの人がなんでもやってくれる
という意味です。

例えば、
温泉へついてきてくれて、
タオルで濡れた足を
拭いてくれたり、
ドライヤーで頭を
乾かしてくれたり、
そのついでに、
散髪までしてくれたりします。

大人の言葉で言うならば
「おもてなし」の心が、
あかね組の子どもたちの言葉では
「なんでもやってくれる」になりました。

そして、なぜか
「西川」がついています(笑)。

2歳児クラスのもも組さんに
「おもてなし」がしたくなった
子どもたち。

「もも組さんに来てもらうぞ!
みんなでがんばるぞ!
エイエイオー!」と
やる気満々です。

もも組の子どもたちが来てくれると、
レストランでご飯を食べてもらい、
その後は、
足湯へ案内しました。
足湯ではタオルを
優しくかけてあげます。

 

 

 

お風呂から上がると
「こちらへどうぞ。
ドライヤーしますね。
髪もかわいくしてあげますね」
と言って、
チョキチョキ切ってあげました。

 

 

帰る時には
「部屋まで送ってあげる」と言って、
2階の保育室まで手をつないで
お見送りしていました。

「なんでもやってあげる」ことが
できる自分がうれしい子どもたち。

もも組さんを見送った後、
「明日も来てほしいね」と
話していました。

すると、Bちゃんが
「そうだ、お土産も
作ったらいいんじゃない」と、
温泉が出てくる絵本に、
お土産屋さんがあったことを
思い出して言いました。

そこで、
「温泉かにえびせんべいがいい」と
せんべい作りが始まりました。

 

 

その様子を見て、
他の子どもたちが
「温泉キャンディーもいいんじゃない」と
あめ作りを始めます。

あめを作りながら、
あめの材料にしていたカラービニルで、
自分たちの髪飾りも作って
うれしそうでした。

 

 

「なんでもやってくれるホテル西川」は、
あかね組でこれまで楽しんできた
様々なごっこあそびや経験が、
集大成されたようなあそびになっています。

まん延防止のために、
登園している子どもたちの数が
とても少ない日がありました。

「ねえ、Cちゃんたちに会いたいね」
「Cちゃんたちが来たら、
またホテルやろうね」
「そうしたら、なんでも
やってあげるんだもんね」と
話す姿がありました。

お休みの友だちのことをふと思い、
自分たちのホテルに来てほしいと
話す子どもたちの姿から、
離れていても、
あかね組の子どもたちの絆は、
しっかりとつながっていることを
感じました。

 

登園を自粛している友だちのことを、
毎日、思い出しています。

早く安心して
登園できる日が来ることを
心待ちにしています。

 

 

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