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”やってみよう”の気持ちが“できた”の一歩

こんにちは、
あさぎ組担任の桂本です。

3月に入り、
今年度も残り1ヶ月をきりました。

登園自粛をしていた子どもたちも
久しぶりに登園し、
友だちに会えた嬉しさから
ハグをする姿も見られ、
この1年で仲が深まったなぁと
微笑ましい気持ちになりました。

 

そんな子どもたちの間で、
最近ブームになっている
あそびがあります。

それは『ぽっくり』です。
園庭に行くと、よく
もも組さんと一緒になります。
もも組さんがやっている姿を見て
「あれはなんだろう?」と興味を持ち、
“やってみたい”と心が動いたようです。

保育者のところまで持っていき、
「やりたい!」と
ぽっくりを渡してくる子どもたち。
足場に足を置いて
保育者と一緒に紐を持ち、
「いち、に、いち、に」と
支えられながら一歩ずつ
前へ進んでいきます。

 

 

紐を引っ張りながら
足を前に出すという
2つの動作を同時に行うことは
まだ難しく、
足場から何度も足が外れてしまいます。

それでも、楽しさから
「もう1回!」と
繰り返し挑戦する姿に、
こちらも一緒に楽しみながら、
精一杯向き合っています。

繰り返し続けていくことで
少しではありますが、
自分の力で一歩進むことが
できるようになった子も
現れはじめました。

 

 

一人でできなくても
「少し歩けたね!」「楽しいね」と、
その子が今やったことを認め、
楽しさに共感することや、
できた時は共に喜び
「できたね、すごいね」と
言葉にしていくことで
自己肯定感が高まり、
“またやりたい”という気持ちにも
つながっています。

 

“やってみよう”という気持ちから
続けていくことで、
自分の力で進めるようになるのが
楽しみです。

 

そして、
園庭で遊んだ後は部屋に戻り、
顔や手をきれいにします。
今までは濡れたガーゼで拭いていましたが、
水道での手洗いを始めました。

手洗い場での手洗いも、
もも組さんの様子を
度々目にしています。

また、感染対策のため、
毎朝登園した時にお父さんお母さんと
手洗いをしていることもあって、
とても興味ややる気に
満ちあふれている子どもたち。

しかし、
やりたい気持ちが強いあまり
トラブルになりかけたり、
流れがまだわからない状態のため、
順番が待てない子もちらほらと…。

そのようなことが起きないために、
また、子どもたちが見通しを持てるように
担任間で話し合い、
特に手洗いに意欲がある子を優先にする、
ループ付きタオルがかかった
ついたての位置を工夫するなど
環境を整えることで、
少しずつ落ち着いて手洗いを
行えるようになりました。

 

 

 

手洗いの正しい方法を
伝えるのに適切な時期は、
2歳児頃と言われています。

ちょうどみんな2歳になり、
さまざまなことが
できるようになってきて、
私たち保育者の真似も
とても上手です。

子どもの隣で手洗いの動きをすると、
真剣なまなざしで
同じ動きをしようとします。

こうして一人ずつ
丁寧に伝えていくことで、
動きや流れが身につき、
自分でやろうとする姿が
どんどん増えてきました。
丁寧に伝えて、援助しながら
見守っていきたいです。

 

もも組さんになったら、
さらにできるようになることが
いっぱいで、
嬉しさやわくわくの毎日になるでしょう。

そんな子どもたちと一緒に
進級することを心待ちにしながら、
あさぎ組での残りの日々を
楽しく過ごしていこうと思います。

 

 

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