こととも保育園もりやま

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やってみる大切さ

こんにちは。
4・5歳児合同クラス
(やまぶき・るり組)担任の河合です。

最近、子どもたちの間で、
なわとびとドッジボールが
ブームになっています。

なわとびでは次々と新しい技に
挑戦するようになってきています。

前跳び、後ろ跳び、
ケンケン跳び(片足跳び)、
駆け足跳びだけでなく、
ふたりでひとつのなわに入って跳ぶ
ふたり跳びや、あや跳びなどの
難しい技ができる子も出てきています。

 

ドッジボールははじめは5歳児だけで
楽しんでいましたが、
だんだん4歳児も
「やってみたい」と
仲間に入れてもらう子が増えてきました。

そんなある日、
誕生日を迎えた4歳児のAちゃんが、
友だちから
「何のあそびが好きですか」と
誕生会で質問をされ、
「ドッジボールです」と答えました。

まだ、一度も
ドッジボールをしたことがないのに、
好きなあそびはドッジボールと
答えたAちゃん。

わたしたち担任は
Aちゃんのその言葉を聞いて、
Aちゃんはドッジボールに
とても興味があるけれど、
少し怖くて入れないのかも
しれないと考えました。

そこで
「Aちゃんも一緒にドッジボールやろうよ」
と誘ってみましたが、
「いい、見てるもん」と言います。

しかし、ドッジボールを
している友だちを見ながら、
Aちゃんは近くに
ボールが転がってくると、
ボールを追いかけようとしていました。
やはり、Aちゃんの心は
ドッジボールに動いているようです。

そこで今度は安心して
ドッジボールに参加できるように、
4歳児だけでドッジボールをやる
機会をつくってみました。

でも、Aちゃんは
「仕組みがわからないから、
やらない」と言います。
担任が
「大丈夫。はじめは誰だってわからないよ。
一緒にやって教えてあげるから、やってみよう」
と誘うと、
ドッジボールへ参加することができました。

ドッジボールをはじめてやる子どもにとって、
四角のラインのどこまでが
自分のチームの陣地で、
ボールがあたって行く外野が
どの場所なのかを理解するのは、
難しいことのようです。
でも、やりながら覚えていけば大丈夫。

Aちゃんも周りの友だちに
教えてもらいながら
初めてドッジボールに
参加することができました。

その日の帰りには、
保護者の方にうれしそうに
「ドッジボール楽しかった」と
自分から報告するほど、
楽しく参加できたようです。

次の日にはBちゃんが
はじめてドッジボールに入りました。
すると、前日はじめてやった
AちゃんがBちゃんに
「あのね、あたったら、あっちに行くんだよ」と
教えてくれているではありませんか。
ドッジボールの先輩です!

やってみたら楽しかった、
大丈夫だったという経験をしたAちゃん。
たった1日で、
今度は自分が初めての友だちに
教えてくれるほどになりました。

こんな調子で、次々と新しい子が
ドッジボールに加わっています。

4歳児、5歳児の子どもたちにとっては、
はじめてのことがいっぱいです。
そんな時、友だちや少し大きい子が
やっている姿を見ること、
そして、そっと背中を押してもらい、
やってみることで、世界が開けてきます。

人生がはじまったばかりの子どもたち。
これからも、はじめてのことに
いっぱい出会うことでしょう。
難しそうに見えることや、
すぐには上手くできないことも、
やってみること、
そして継続することで、
だんだん上達して、できるようになる
喜びを感じることができます。

「やってみたら楽しかった」という、
この経験を忘れずに、
これからもいろいろなことに
チャレンジしていってほしいと願っています。

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