テラスあそびの楽しみ

こんにちは。
二歳児もも組担任の岩尾です。

もうすぐ梅雨。
雨が降り、
天気が悪くなる日も増えました。

雨の日には窓から外を見上げ、
「あーめーあーめーやんどくれー」
「あしたのばんにーふっとくれー」と
わらべうたを歌う子どもたち。

お外であそびたくて
雨が上がって欲しい思いを
わらべうたで表現しています。

そんな思いが通じた
雨上がりの日は
とびきりの楽しみがあります。
しゃぼん玉あそびです。

雨上がりは湿度が高く、
水分が蒸発しにくいため、
たくさんのしゃぼん玉ができ、
壊れにくく、遠くまで飛ばすことができます。

“自分で！”と言い、
しゃぼん玉飛ばしにも挑戦！

はじめはなかなか
息をまっすぐ吹くことも難しく、
苦戦していましたが、
何度も繰り返していくごとに
コツをつかみ、
“ふーっ”と息を吹きかけ、
上手に飛ばすことができました。

自分でつくったしゃぼん玉が
飛んでいくのを見て
大喜びの子どもたち。

友だちの喜びも
自分のことのように喜び合い、
応援している姿に心が和みます。

そして、芝や壁にも
しゃぼん玉がくっつき、
集まると大きな塊になります。

その様子を見て
不思議そうに指先でツンと触ったり、
くっついたしゃぼん玉を
手のひらに移して捕まえたり、
しゃぼん玉の上をジャンプで飛んだり、
晴れの日にはできない楽しみがいっぱいです。

雨上がりのしゃぼん玉あそびが楽しくて、
雨の日が、待ち遠しい子どもたちです。

さて、今、テラスでは
あさぎ組、もえぎ組の友だちも
一緒にあそぶこともあります。

もも組さんたちは最年長で、
お兄さん、お姉さんなのです。

あさぎ組さんが
お部屋に戻る時間になると
あさぎ組のお友だちのところに
サッと手を差し出し、
“もどろーもどろーもものはもどろー”
“かえろーかえろーかきのはかえろー”と
自然とわらべうたを歌いながら、
お部屋まで連れてきてくれます。

いつも自分たちが
保育者にやってもらってるように、
同じことを小さい子にもしてあげたいと
思えているのですね。

”まだあそびたい！”と思って
なかなかお部屋に戻れない子たちも、
もも組さんが声をかけてくれると
嬉しそうに手をつなぎ、
不思議とスっと
お部屋に移動することができます。

いつの間にか、
すっかりお兄さんお姉さんの顔に
なっている、もも組さんたち。

新しく入園してきた
もえぎ組さんの名前を覚えようとしたり、
“今日もあさぎ組さんいるかなー？”と
テラスに行く前から楽しみにしています。

自分よりも年下の子に
思いやりの気持ちを持って
優しく接することができたり、
年下の子から慕われることで
自信にもつながったりと
異年齢で過ごす良さを感じました。

普段から、わらべうたに
慣れ親しんでいることが、
こうやって年下の世代にも
自然と受け継がれていくのですね。

これからも楽しみがいっぱいです。