こととも保育園もりやま

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伝承あそび

日が落ちるのが早くなり、
秋から冬への季節の変化を感じますね。

「寒いから窓を閉めてー」と
子どもたちもこれから始まる
冬の訪れを感じているようですよ。

フリー保育士の原です。

保育園では伝承あそびを楽しんでいます。

るり組さんが運動会で魅せてくれた、
天狗ぽっくり、竹馬。

そして、やまぶき組さんも
こま回しに挑戦!

あかね組さんは
カルタあそびを楽しんでいます。

そうそう、もも組さん。
黄色のぽっくりに乗りたい!と
担任と遊んでいる姿があり、
保育室に戻る頃には
一人で乗れるように
なっていた子もいましたよ。

他にも、あやとり、けん玉。
だるまさんがころんだ、けんけんぱ…。
お父さん、お母さんも幼い頃、
遊んだ記憶があるのではないでしょうか。

 

 

 

伝承あそびには
身体を使った遊びが多くあります。

遊びの中で知らず知らずのうちに、
根気や集中力が鍛えられたり、
バランス感覚が養われたり…。
ゲーム機にはない
面白さが詰まっていて、
子どもたちは夢中になっています。

そして、子ども同士でも
やり方を教え伝承されています。

この伝承あそびの中に、
私たちが子どもたちとの関わりの中で
大切にしているあそび、
『わらべうた』があります。

足に乗せ、「うまはとしとし~♪」
最後に足を広げ、
「どっしーん」と降ろすとキャハハと大笑いし、
「もう一回!」。

その笑いにつられて「自分も!」と、
保育士の足に3人乗せることも。

両手をつないで
「おすもうくまちゃん~♪」と
身体を左右にゆらゆら。

こちらも終わると同時に「もう一回!」。
お友だちとも手をつなぎ、
大きな輪になったこともありました。

足の指を順番に触りながら
「ふくすけさん~♪」

ちょっとくすぐったいのを笑いつつ、
一緒にうたっています。

自分の足の指を触りながら、
一緒にうたう子もいます。
保育室にあるお人形にして
あげる子もいます。

 

シフォン布やお手玉を使って
遊ぶこともあります。

「じーじーばあ」と、
シフォン布を取った時の
保育士の表情を見て、笑顔に。

「にぎりぱっちり」で
保育士の手の中からシフォン布が
フワッと出てくる様子を見て笑ったり。

お手玉で「せんべせんべやけた」と
一緒におせんべいを食べたり。

「いちじく、にんじん、
さんしょにしいたけ」と
数を数えたりすることもあります。

そして、その季節に合った
わらべうたを楽しむこともあります。

「つくしはつんつんでるもんだ~♪」と
人差し指をつんつんして遊び、
春の入園したばかりの子が
ニッコリ微笑んでいたのが、
とても印象的でした。

「こいのたきのぼり~♪」と、
こいのぼりの中に入ったり。

雨が降ると、必ず!と言って
いいほど歌われる
「あめあめやんどくれ~♪」
「でろでろつのでろ~♪」と
指でカタツムリのつのを出す仕草は
子どもたちの笑いのツボだったりします。

「ほたるこい~♪」と、
自分の知っている
「ほ、ほ、ほたるこい~♪」とは違う歌に、
はじめは戸惑っていた子どもたちもすぐに覚えて、
保育士と一緒に歌う姿もありました。

今は「どんぐりころちゃん~♪」と
ドングリを見つけると歌います。

わらべうたは乳児クラスだけのものでなく、
もえぎ組からるり組まで。
「わらべうたの時間」ではなく、
生活している中で、
あそびのひとつとして
自然に楽しんでいるのです。

園では「遠野のわらべうた」を原点に
わらべうたをうたいます。

岩手県遠野市の阿部ヤヱさんの子守唄
「よいだらさのやぇ」は、
「○○さんがうたっているのを
聞いているとこっち(大人)まで
眠たくなってくるよね」と言われるほど。
(○○さんの声がいいから!?)

「万の宝よりもなあ 子は宝だよなあ」
この子守唄にある歌詞です。

方言で歌われているので、
わからない言葉もあるのですが、
ここの部分は伝わってきますよね。

子ども一人一人を大切に思い、
成長を見守り、
これからもサポートをしていきたいと思います。

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