こととも保育園もりやま

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健康と幸せを願って… 〜節分〜

もうすぐ立春。
季節の変わり目には
邪気(鬼)が生じると考えられています。

春を迎える前に
「心の中の鬼を追い出すための
豆まきをしよう!」と、
子どもたちが動き始めています。

主任の河合です。

今年はどんな豆まきがしたい?…と
話し合いが始まったるり組・やまぶき組。
様々な鬼が出てくる絵本を読みあい、
「鬼について」「豆まきについて」
話し合っていくと、
自分の意見を言ったり、
人の話を聞いたり、
相手の意見に沿って
自分の意見を返したり…。

「怖い鬼は絶対いや」
「でも、お菓子くれる鬼ならいいな」
「悪い事する子には
 来たほうがいいんじゃない?」

…おやおや、厳しい意見も…。
でも、豆まき経験者なので、
心の悪い鬼を退治することは
分かっているようです。

鬼の話が出るだけで
涙が出てしまう子もいましたが、
そんな友だちを思いやり、
「じゃあ本物の鬼は怖いから、
 自分たちで描いた鬼に
 豆を投げようよ」と
話が進んでいるようです。

そんなある日、
鬼からの手紙が届きました。

『鬼のパンツを探しています』

園庭であそんでいると、
「ア〜ッ!」
なんとパンツが
非常階段にヒラリ…。
ひっかかっているでは
ありませんか…。

「去年の豆まきの時に
 パンツ履いてなかったもんね」
「失くしてたんだ!」
「ここにあるっていうことは…」
「鬼が来ちゃう?」

怖くなって担任にしがみつく子、
鉄棒の影に身を隠す子、
勇気を出して鬼を探しに行く子…と様々。

「早くとってきて〜」の声に、
担任が行こうとすると

「だめだめ!」

園長が前に押し出され…、
そっととりにいくと
「すご〜い!」と、
尊敬の眼差しの男の子。

さて、
そのパンツをどうしようか…と
早速話し合いが始まりました。

落ち着いて、
もう一度パンツを見てみると、
どんなにおい?
トラの毛皮でできている?と
疑問がいっぱい。

「怖いから逃げる〜」
「聞きたくな〜い」と
耳をふさぎながらも、

「木にかけておく?」
「でも、飛ばされちゃうよ」
「じゃあ、ヒモで結んだらいいんじゃない?」

まだまだ話し合いは続きます。

大人の発想を遥かに超えていく
子どもたちの言葉は、
多くのことを共有し合い、
互いに影響を受けます。

そして、
次へとつなげていき、
もちろん、
豆やマスの準備も忘れていません。

年長児が年中児に
テープの安全な使い方や、
マスの折り方を教えてくれています。

でも、女の子を守るために
男の子が作っているそうです。

今年度、初めて豆まきをする
3歳児あかね組さんや乳児さんにも、
るり・やまぶき組の取り組みを伝え、
『気持ちは一緒』に
鬼を退治したいと企画中。

さてさて、
豆まきの経験があるからこそ…の
子どもたちのアイデアがつまった豆まき。

心の鬼を退治すると共に、
自分たちが主体!の達成感も
味わうことと思います。

どんな節分になるのでしょう…
楽しみです!

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