大豆の変身物語~豆乳は苦かった~
玄関に飾られたお雛様で園内が華やぎ、
一足早く春がやってきたようです。
こんにちは栄養士の小川です。
先日、るりぐみさんで
大豆からお豆腐作りをしました。
節分では鬼を退治する硬くて強い大豆が、
どうやってお豆腐に変身するのだろうと、
興味津々の子どもたち。

一晩水に漬けた大豆を
ミキサーでペースト状にしてから、
鍋でぐつぐつ煮込みます。
熱気と湯気の中、
鍋の中の大量の泡をお玉でとっていると、
ある子が突然
「しゃぶようでもそうやって、
あわをすくうとおいしいんだよ!」
と言いました。
大人が何気なくやることを
よく見て覚えてるんですね。
お店の名前がはっきりでるくらい
印象的でおいしい記憶だったのでしょう。
今度はその泡は何と呼ぶかクイズ!
「あぶく?」
「あぶ?」・・・「あく!」と、
盛り上がっているうちに、
鍋からは豆腐の匂いが漂いはじめました。
火を止め布袋で濾し、
豆乳とおからの完成です。

匂いは豆腐!味は?
さっそく熱々出来たての豆乳を飲んでみると、
「にがい」
「おいしくない」
なんと、ほとんどの子が苦手でした。
初めて体験する大豆そのものの味に戸惑い、
これが本当においしい豆腐になるのか、
不安な雰囲気が立ちこめました。

気を取り直して、
次は豆腐の形にするべくにがりを入れると、
しばらくしてドロドロの固まりができ始めました。
その変化をつきっきりでみていたのは、
意外にも豆乳が特に苦手な子でした。
豆乳の味は嫌だったけど、
豆腐ができていく過程は面白いようで、
「どうしてかたまるの?」
「つぎはなにするの?」と積極的。
食への興味の持ち方にも個性がみられます。
型に入れて待つこと30分、
ようやく豆腐ができあがりました。

おやつの時間、
手作り豆腐3種の味
(そのまま、しょうゆ、手作りみそ)と、
おからで作ったクッキーをいただきました。
最初はそのままの豆腐から。
初めての味をじっくり確かめる子どもたち。
次はしょうゆやみそをつけて食べてみると、
「おいしい!!!」
ようやく聞けた、その言葉。
濃い豆腐の味としょうゆとみそが
ちょうど良く合うようです。
おからクッキーも大人気。
おかわりでは、
そのままでもう一度食べてみたい子もいて
驚きました。
そのままでも良し、
しょうゆやみそで食べるも良し、
それぞれのおいしい食べ方で、
初めての手作り豆腐を満喫できました。

正直、豆乳を飲んだ時は
どうなるかと思いましたが、
豆腐になるまでのいくつもの変化を見て
関わりを深めたことで、
よく味わって食べてみようの気持ちが
生まれたのかも知れません。
食への興味や関心が広がってきた
るりぐみさん。
これからも食べることをもっと
楽しんでほしいと思います。





