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子どもたちのあそびの世界
園のいたるところに
「鬼が来ないように!」と
幼児クラスの子どもたちが思いを込めて作った
節分の魔除け”柊鰯”が飾られ、
春の訪れを知らせる節分の時期になりましたね。
あさぎ組担任 橋田です。
春の訪れとともに、
また新型コロナウイルスの流行も拡大し、
まだまだ予断を許さない状況です。
外出も自粛し、
ステイホームのご家庭が多いと思われます。
そこで子どもたちが保育園のお部屋で
普段どのように遊んでいるのか、
楽しい子どもたちの遊びの世界を
紹介したいと思います。
ある日のお世話遊びのコーナーです。
ぬいぐるみのおむつを
「よーこよーこ」と言いながら交換して
自分が経験したことを再現して遊んでいます。
園でいつもおむつを替えてもらうう時に
優しくわらべ歌を歌ってもらうこと。
そして、最後に
大人が手消毒をするところまで
ボトルを持ってきて
ちゃんと再現して遊んでいます。
日々子どもたちが大人たちの行動をヒントに、
あれは何をしているのか、
どんなものを使っているのか、
どういう行動なのかを観察し、
イメージを膨らませながら
身の回りの物を使って
再現遊びを展開していきます。
再現を通して、してもらったことを思い返し、
大人たちのあたたかい気持ちに触れ、
子どもたちは安心して遊びを展開していくのです。
そう言った再現遊びの中でも
子どもたちは特におままごとが大好きです。
ある子はおままごとコーナーで
お母さんになりきって
「待っててね〜」と一生懸命に
ご飯の支度をしていました。
そうして出来上がったのが、
なんとも素敵なハンバーガーの
ランチセットでした。
あたたかい気持ちになる
美味しそうなイメージが
とても伝わってきます。
こととも保育園では
プラスチックなどで作られた
リアルな食材ではなく、
いろんなものに見立てられるように、
布、フェルトなどで
様々な形のものを用意しています。
こうした食材は
子どもが口に入れることもありますが、
布やフェルトという素材は
飲み込むことができないので安全です。
この子によって、平たい布は
「ハンバーガー」に変身し、
お手玉は「ごはん」や「お茶」に
素敵な変身を遂げました。
どんなもので見立てれば
よりイメージに近づけられるか考えたり、
イメージを形にすることで
子どもたちは豊かな想像力を養っていきます。
こうして見立てたものを通して
「おいしそうだね」と
大人が共感することによって伝わる安心感が
大人との情動的な絆につながっていきます。
そして、子どもたちが
たくさん遊んだおもちゃたちは、
園で毎日、おもちゃ殺菌庫で消毒されます。
明日も子どもたちが元気にたくさん遊べますように…
そんな大人たちの思いも
きっと子どもたちにあたたかい関わりとなって
伝わっていくのでしょう。
子どもたちの成長発達には
「遊び」が欠かせません。
子どもたちは遊びの中で、五感や想像力、
言葉の発達、運動機能を身につけたり、
物事の因果関係、法則性に気づいていきます。
その中でも大人が子どもの遊びに寄り添い、
あたたかく共感することが何よりも大切です。
たくさん遊んで、楽しみながら
日々少しずつ子どもたちは成長していきます。
お家時間の多いコロナ禍の今、
改めてお家でもお子さんと
一緒に遊べる時間を
大切に過ごしてみてはいかかでしょうか。