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季節の中で奏でる音
桃の節句ではおひなさまが
玄関で子どもたちをお出迎え。
じっとみつめたり、
自分の目の高さにある
お道具を観察したり…。
もえぎ組さんからるり組さん、
それぞれが感じたおひなさま。
あかりをつけましょ
ぼんぼりに〜♪
メロディにのって、
歌いながら自分のお気に入りに
あそびこんでいる姿は
生き生きとして、
とっても嬉しい私たち。
主任の河合です。
お気に入りのあそびの中には
自分が見たこと、感じたこと、
経験したことを
再現することもあります。
「アキシモで おひなさま」るり組さん作
「どうやって対称に!?」
「ん?あのね、数を数えてやったんだよ」
その計画性や数の概念、
思考力に驚きでいっぱい!
「にこにこおひなさま」あかね組さん作
お着物かわいいでしょ?
子どもが感じて創造した作品は、
大切に飾ったり、
ともだちやおうちの方と
共有しています。
お部屋のしつらえや
食事から季節を感じ取り…。
「すごくきれ〜い!」と、
あさぎ組さんも感動!のお雛様メニュー。
幼児さんは自分で作った
「おこしもの」に思わず笑顔!
そして、うたやわらべうたからも
季節を感じます。
乳児さんに歌う時は
その子の呼吸に合わせて…。
目の前の子に向けて
歌うことを大事にします。
おとながきれいな声で
自分のために歌ってくれることは、
心の安定、心地よさを
感じるのでしょう。
もえぎ組さんのお部屋に
あそびに行くと、
年度始めに一緒にうたった
わらべうたを今でも
「シャンシャンシャン!」と
リズムに乗って膝をパンパン!
「いっしょにうたお!」と、
かわいいお誘いがかかります。
そんな乳児さんからの
積み重ねの中、
だんだんと拍が刻めて
リズムが取れるようになってくると、
「美しい音に触れたり、
楽器に自由に触れる環境を整えよう」と
大人が話し合いを始めました。
そして、
誰がどの音(鍵盤)をたたいても
きれいな音の出るグロッケンを
いつでも演奏できるように
準備しました。
すると、
子どもたちは日常的に演奏を楽しみ、
いつの間にか季節に合わせて
演奏ができてしまうほどに…。
そして驚いたのは、
るり・やまぶき組さんみんなで
「うれしいひなまつり」を
歌った時です。
メロデイーとともに音階も正しく、
おひなさまもびっくりの歌声でしたよ。
あそびの中で音に触れ、
音、ともだちの歌声を聞く力、
音感も自然に培われているんですね。
乳児さんから育児担当保育で
一人ひとり大切に培った愛着関係、
そして、人、自分を信じる力は、
幼児さんになった時に、
大人が個々の興味関心と向き合い
楽しみあうことで、
上記のように「主体性」や
「生きていく力」という形で
花が開きます。
季節を身体で感じる中で
すてきな音を奏で、
あそびを創造していく姿に、
乳児さんからの大切な日々を感じる春です。