こととも保育園もりやま

園内紹介

ニュース

季節の手仕事

こんにちは。
調理師の川原です。

梅雨明けの知らせが
待ち遠しい今日この頃。

どんよりとした雲を
吹き飛ばすほどに
元気いっぱいの
しかやまの子どもたち。
汗をいっぱいかきながら、
色々なあそびを楽しんでいます。

今年は例年よりも早い
梅雨入りでしたね。
梅雨入りして間もなくの
5月の終わり頃、
今年も梅仕事のシーズンがやってきました!

これからやってくる暑い夏に向けて、
るり組さんが梅ジュースをつくりました。

栄養士さんから実際に
枝になる梅の実を見せてもらいました。

日常では、なかなか見ることのない梅の木。

枝になる梅の実から、
ダイレクトに香りを感じていました。

各グループに分かれて、
梅ジュース作りのスタートです!

梅の実を手に取り、
形や手触り、香りを感じます。
季節を感じる贅沢な時間です。

竹串でヘタをとり、
梅のエキスがたくさん出るように
穴をあけます。

細かい作業でしたが、
みんな集中して行うことができました。

梅ビンの中へ、
梅、氷砂糖を交互に入れていきます。

入れ終わると、
氷砂糖をちょっと味見…。

「氷みた〜い!」
「冷た〜い!」
「甘くておいしいね!」と、
それぞれ氷砂糖の味を
堪能していました。

各グループごとのグループ名も
自分たちで考えます。

「きらきらドラゴン」
「にじいろドラゴン」
「ドラゴン」

3つの、グループ名が決まりました!
今年はドラゴンが人気なようです…

梅と氷砂糖が混ざりあうように、
毎日、各グループの代表が
交代で混ぜに来てくれます。

日に日に変化していく梅の姿。
「氷砂糖が、丸くなってるよ!」
「水(シロップ)が増えてる!」
「梅の色が変わってる!」
「梅がシワシワになって
 ミートボールみたいだね!」と、
子どもたちそれぞれの感性で伝えてくれます。

3週間ほど過ぎてくると…
毎日混ぜに来てくれる子どもたちから、
「もう、飲めるんじゃない?」
との催促が…。

栄養士さんに相談をすると…
「そろそろ、
 飲み頃になってきたかな」
とOKをもらい、
るり組さんのプラネタリウム見学の前日に
飲むことになりました。

各グループ、同じ工程で作り、
同じように梅ビンを混ぜたのですが、
少しずつ色味など違いが出ていました。
手作りならではの面白みですね。

すぐに飲むことはできませんが、
手間暇をかけて丁寧に作り、
熟成を待つ。
その待ち時間をみんなで共有し、
楽しむことが
梅仕事の醍醐味でもあるのかな
とも思います。

酸味のある梅ジュース。
苦手な子も多いかな?と
心配していましたが、
予想を超えて、
「おいしい!!」の声が
聞こえてきました。

「りんごの味かする!」
「はちみつの味がする!」と、
喜んで飲んでくれました。
おかわりのリクエストも。

せっかくだから、
自分たちのグループ以外のも
飲んでみる?ということで、
利き梅ジュースがはじまりました。

「さっきとは、違う味がするね。」と、
味の違いを楽しんでいました。

夏バテ予防にもなる
爽やかな梅ジュースを飲んで、
夏を乗り越えていきたいと思います。

7月7日は七夕。
園にも子どもたちの願い事が
書かれた笹が
綺麗に飾られていました。

今年の七夕メニューは、
切り干し大根ごはん
七夕汁
すいか

おやつは、
キラキラフルーツポンチ
でした。

メニューの中に
たくさんのお星さまを
忍ばせていました。

食事の時間になると、
お星さまをを見つけて教えてくれる子、
七夕汁のカラフルなそうめんを見て、
表情が明るくなる子、
スイカを見て満面の笑みを見せてくれる子…。

子どもたちの素敵な顔を
見ることができました。

夏といえば…
夏野菜が美味しい季節です。

7月の後半には、
夏野菜を使った夏野菜ピザの
クッキングがあります。

るり組さんが
園で育てる野菜を決める時も、
夏野菜ピザに入っていた
野菜を思い出し、
選んで育ててくれています。

あかね組、やまぶき組の時に行った
クッキングを覚えていてくれたことに
喜びを感じました。

あかね組さんは、
初めてのクッキングです。

毎日、水やりやお世話をしてきた
野菜を使ってのクッキング。
食や食材へ興味・関心を持ち、
食べる意欲につながる体験を
増やしていきたいと思います。

そして、
季節が巡る度に、
梅仕事の季節だな。
夏野菜の美味しい時期だな…と、
日本の四季や行事を
身近に感じられる心も
育んでいけたらと思います。

ページのトップに戻る