こととも保育園もりやま

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年上児との関わりで生まれる気持ち

こんにちは。
あさぎ組担任の桂本です。

あっという間に12月になり、
一段と寒さが増してきた今日この頃。

寒い中でも園庭や散歩先で
自然物に触れたり、
たくさん身体を動かして
あそんでいる子どもたちです。

最近では隣のクラスのもも組さんとの
関わりも増えてきました。

そんなもも組さんから
「一緒に散歩に行こう」と
お誘いがきました。

私たちが
「もも組さんと一緒に
お散歩に行ってみる?」と聞くと、
「いく!」と元気いっぱいな声で
返事が返ってきました。

 

そして迎えた散歩当日。
“もも組さんと一緒”という
いつもと違う雰囲気に、
不思議そうな表情や
わくわくした表情をみせる子どもたち…

もも組さんは手をつないで、
あさぎ組さんは散歩車に乗って
出発!

 

しばらくして、手をつないで歩いている
もも組さんを見たAちゃんが
「〇〇もあるく!」と言いました。

もも組さんが自分で歩いている姿を見て、
“自分も歩いてみたい”という気持ちが
生まれたようです。

また、
Bちゃんは「がんばれー!」と、
一生懸命歩くもも組さんを
応援していました(笑)

車や風景を楽しみながら、
新海池公園に到着し、
案内されたのは木のトンネルを進んだ
先にある森の中。

もも組さんにとっては
おなじみの場所ですが、
あさぎ組さんにとっては
初めての場所でした。

不安になり、泣き出してしまう子や
魅力的なものがたくさんで
興奮して走り回る子など、
感じ方はさまざま。

そんな中、
森の中を自由に動き回ったり、
どんぐりや栗のイガを探すもも組さん。

その姿を見て、
あさぎ組も坂道をせっせと登ったり、
慎重に下ったりと自然の地形を楽しみました。

中には、勢いよく下ってくる
お兄さんたちの真似をして、
一緒に下ってくる
あさぎ組さんもいました。

また、場所見知りをして
保育者から離れられなかった子も、
友だちやもも組さんが
思い思いに満喫する姿を見て、
少しずつ歩き出し、
穴が空いた切り株をのぞき込んだり、
興味を持ったものを
見つけて触れたりして、
森の中でのあそびを楽しむことができました。

 

 

すると・・・なんと衣服に、
“センダングサ”と呼ばれる
トゲトゲしたひっつき虫が大量に!

どうやら茂みの中に入った時に
ついてしまったようです。

私たちが
「ひっつき虫がたくさんついているよ!」
と声を掛けると、
そこでようやく何かがくっついていることに
気が付いたCちゃん。

それほどあそびに
夢中になっていたのですね。

Cちゃんはひっつき虫を
初めて見たようで、
「これなーに?」と
不思議そうに尋ねて、
その時初めてトゲトゲの正体が
”ひっつき虫”という、
服にくっつくものであることを知りました。

保育者が取っていると、
近くで見ていた友だちも
一緒に取ってくれました、

 

 

楽しい時間はあっという間。
「またくるね〜」と森にお別れをし、
そして
「また一緒にお散歩をしよう」と
もも組さんと約束をして、
森をあとにしました。

子どもは大人や友だちの姿を見て
“やってみよう”と気持ちが
動くことがありますが、
自分たちより大きいもも組さんを見て、
“やってみたい”“大丈夫なんだ”というような
好奇心や安心感の芽生えを感じました。

また、年上の子と関わることで
色々な刺激を受け、
経験ができるのだと思いました。

そういった経験が、
今度は年下の子と関わる時に
言葉や行動となって表れるのだと思います。

数日後の2回目の
もも組さんとの散歩では、
場所見知りをして泣いている子に
優しく寄り添うお兄さんを見た子が、
その子に手をつなぎに行くという、
微笑ましい姿も見られました。

 

お兄さんお姉さんから影響を受けて
“優しくありたい”“守ってあげたい”…。
そのような優しい心が
生まれたのかなと思うと、
とても温かい気持ちになります。

このような素敵な心を持ちながら
友だちや異年齢児との関わりを
楽しんでいけるよう、
仲立ちし、見守っていきたいです。

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