こととも保育園もりやま

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幼児への一歩、紡がれる優しい心

こんにちは、
あかね組担任の桂本です。

新年度が始まって、もうすぐ1ヶ月。

楽しみにしていたあかね組に進級し、
新しい玩具に自分だけの粘土・クレヨン、
水筒などが嬉しい子どもたち。

制服姿や体操服姿を見ると、
“お兄さん、お姉さんになったんだなぁ”と、
感慨深い気持ちになります。

あかね組になると、
衣服を畳む・ボタンをとめる・
長い靴下を履く…といった、
以前よりあそびの中で取り入れてきたことを、
自分の物でも行うようになります。

いざ、自分のことになると難易度が上がり、
「できないよ!」「難しい~」と
保育者に助けを求める姿が。

そんな時はさりげなく援助し、
“自分でできた”という達成感を
感じられるようにしていきます。

そうやって何回もやったことで、
少しずつ一人でできるようになってきました。

また、新しい生活リズムとなり、
次に何をするのかなぁ…と、
立ち止まってしまう子どもたち。

ここで重要となるのが、
子どもたちが見通しを持って、
落ち着いて生活できるように
考えられた“日課”です。

その日課のもと、声掛けをしていくと、
園庭から戻ったらお部屋であそぶ、
おやつを食べたら着替えて
脱いだ衣服をしまうことなど、
こちらが声を掛けなくても
進んでするようになってきています。

こうした姿からも、
もう乳児さんではなく、
“幼児クラス、あかね組”として
歩んでいることを強く感じます。

園庭では幼児さんみんなで
一緒に過ごします。

あかね組になって
初めての園庭あそびの時、
これまた初めての水筒を
どうやって置くのかを
やまぶき組が教えに来てくれました。

「くるくるーってやるんだよ」と、
大人のようにお手本を見せながら
教えてくれるやまぶき組。

きっと自分たちがあかね組だった時も、
こうやってお兄さんお姉さんたちが
教えてくれたのだろうなと思うと、
“小さい子に優しくありたい”という気持ちが
伝染していることに、
異年齢で過ごすことの素晴らしさを感じました。

るり組も最年長になったことで
お世話をしたいという気持ちが
一段と強くなりました。

バディであるやまぶき組が
何か困っていた時は、
手を差し伸べたり、
バディの子がお休みしていても
他の子のお世話をしてくれます。

また、やまぶき組だけではなく、
あかね組にも優しく
一緒に遊んでくれます。

そんなるり組が大好きで、
「お姉ちゃん!」と言って慕い、
抱き合う姿も見られ、
とても微笑ましい気持ちになります。

バディという関係やクラスを越え、
全体を見ているるり組、
さすがこととも保育園の年長さんです!

大人の姿ももちろん見ていますが、
友だちや年上児の姿を見て、
“こうしてあげたい”という気持ちが芽生えて、
一生懸命な子どもたち。

思いが伝わらないときもありますが、
“じゃあ、どうしたらいいかな?”と一緒に考えて、
違う言い方で伝えてみたり、
時には見守ったりして、
友だちや年下・年上児と関わっています。

そうやって迷い、考えながらも、
一歩ずつ成長し、
優しい心を紡いでいっている幼児さんは、
きっと将来もっと素敵な
頼れるお兄さんお姉さんになると思います。

“第二の家庭”であることとも保育園。
まるで家族のように私たち大人も一緒に、
子どもたちと楽しく過ごしていきたいです。

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