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憧れの積み木タワー(パート2)
こんにちは。
3歳児あかね組の河合です。
前回(5月21日)のブログで、
憧れの積み木タワーのことを
記しましたが、
今回はその続編です。
子どもたちなりにいろいろと考え、
椅子に登って高く積もうとする姿が
見られたところまでお伝えしましたが、
あかね組の子どもたちの積み方は、
年長児の積み方と違っていて、
崩れやすい積み方だったため、
どれだけたっても、
背丈ほどになると崩れてしまいました。
子どもたちは積み方の違いに
いつ気がつくだろう。
大人が先に教えてしまうことは簡単だけど、
自分たちで気づいてほしいと願い、
口出しをしないで見守ることにしました。
何度も何度も挑戦し、
何度も何度も崩れて・・・を
たくさん繰り返し、
ようやく「なんでだろう」と
考えるようになってきました。
そして、とうとう
るり組の積み木の積み方は
「ぺったんこだ」ということに
気づきました。
「あっ!ぺったんこ」と
いう声を聞いて、
これまでと違い面積の広い面を
下にして積むように変わりました。
すると、この積み方は簡単には崩れず、
どんどん高くできるようになりました。
椅子に登るだけでは届かず、
子どもたちは考えて机の上に
椅子を乗せて積むことになりました。
それでも届かなくなり、
どうすればいいのかを年長児に聞きに行き、
脚立に登って積めばいいことを教えてもらい、
憧れの脚立に登って積むようになりました。
高くなった積み木を見て
Aちゃんが
「これはみんなの力だ」と
つぶやきました。
少しずつ、少しずつ、
クラスのみんなで
積み上げてきたことで、
そう実感したのでしょう。
そして、とうとう脚立に登っても
届かないほど高くなった積み木タワー。
脚立に登っても手が届かない友だちを見て、
「それなら私が」と
次々にクラスの全員が
脚立に登ってみましたが、
誰も届きませんでした。
子どもたちと相談すると、
「年長児のような天井まであるタワーにしたい」
と言います。
そして、
「じゃあ、るり組(年長組)さんに頼もう」と
いうことになりました。
普段からいろいろと
お世話をしてもらったり
あそんでもらったりしている
年長児のこと慕っている子どもたち。
年長児が「いいよ」と
快く引き受けてくれ、
自分たちの保育室へ来てくれると
大喜びでした。
そして、
年長児が脚立に登ってくれ、
あかね組の子どもたちが
下から積み木を渡します。
こうして憧れの積み木タワーは、
憧れの年長児の助けをかりて
完成しました。