こととも保育園もりやま

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絵本から広がるこころの育ち

こんにちは。
2歳児、もも組担任の岩尾悠世です。

クリスマスが近づき、
サンタさんからのプレゼントを
心待ちにしている子どもたち。

 

可愛いサンタさんや
クリスマスリースの飾りが増え、
保育室はクリスマス一色となりまた。

 

12月になり、
クラスの絵本が入れ替わると
子どもたちは、指をさして
“あ、新しくなってるー!”
“これ、読みたい!”と
絵本が大好きで興味津々です。

 

 

“これ読んでー!”と
子どもたちから次々に
リクエストがあります。

絵本を読み合う中では、
大人が子どもと向き合い、
心を込めて絵本を読み、
ゆったりとした温かい時間を
共に過ごしていくことを大切にしています。

 

絵本は子どもと
共有・共感することのできる
時間をたくさん与えてくれるからです。

 

子どもたちは絵本棚から
好きな時に絵本を手に取り、
夢中になっています。

絵本棚の絵本は今まで大人と一緒に
繰り返し読みあってきた絵本と
いうこともあり、
その世界が体に染みついており、
絵本を開くやいなや
そのフレーズが自然と出てきます。

文字は読めないけれど
内容を覚えているので、
ページをめくると
その場面にあった台詞を言葉にし、
音読したり、仲のいい友だちと
読み合ったりと楽しんでいます。

 

 

落ち着いて絵本を広げて
楽しめる空間が
お部屋にあるということは、
良い絵本にいつでも出会える機会を
つくってくれます。

このもも色のラグマットの上は
子どもたちにとっても、
落ち着ける空間なのかもしれません。

子どもたちが絵本をじっくりと
楽しめるような環境を整えることや
いい絵本を選ぶこと、
そして
“一緒に読みたい”
“この人に絵本を読んでもらいたい”と
子どもが思えるような
良い信頼関係を築くことも
こころの育ちの中では大切なことですね。

 

 

昼食前の“おはなしの時間”では、
季節の歌やわらべうたを楽しんだり、
絵本を読み合ったりします。

今までは一対一対や
少人数で楽しんできた絵本の世界が、
“おはなしの時間”が始まることで
クラス全体に広がっていき、
友だちとのつながりもあります。

友だち同士で同じ絵本を読み合ったり、
大好きな友だちと一緒に
共感したりする気持ちも芽生えています。

4月当初に比べて
お部屋にある絵本の種類も
絵本の内容が長いものが加わっています。
長い絵本(おはなし)も
最後まで集中して聞く力が
だんだんと育ってきていることがわかります。

 

 

絵本「たいこどん」を読みながら
周りの子が太鼓演奏をしている
シーンがありました。

最近では和太鼓演奏者の笛木さんや、
るり組さんの和太鼓演奏を聞いているのもあり、
太鼓に親しみをもっています。

一冊の絵本を繰り返し読み深めることで
見えてくるものや感じることを
大人も子どもも心の中に蓄積していき、
その蓄積した豊かな感性が
絵本以外の生活の場面でも
活かされていくのだと思います。

 

 

絵本を子どもたちと開く瞬間は
とてもわくわくします。
絵本を開くたび新しい世界が広がり、
絵本の魅力が膨らんでいくように思います。

子どもと絵本を読み合う時には
“子どもたちにはこの絵本の世界が
どのように見えるのだろう”
“どんな発見があるのだろう”
“どんな場面が好きなんだろう”と
様々な思いをめぐらせています。

言葉で教えたり、
何かをさせたりすることでは育めない
「心の育ち」は、子どもたちが
心から楽しんでいる絵本や物語、
そこから広がるあそびの中でこそ
育つものがあります。

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