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育ちをつなぐ
こんにちは。
0歳児もえぎ組の加川です。
11月とは思えないほどの
暖かい日が続くこの頃。
もえぎ組の子どもたちは
テラスあそびが大好きです。
テラスへ出かける準備を始めると
すぐに気が付く子どもたち。
保育者が「テラスへ行こうね」と
声を掛けながら、
おもちゃを元の位置へ戻します。
すると、
その姿を見ていた子どもたちが
遊んでいたおもちゃを戻し始めます。
大人の姿を見て、真似て、
元に戻すことも
あそびのひとつになっています。
帽子ラックが出てくると、
自然と集まってきます。
そのあと、
自分で被ろうとしてみたり、
お友だちに渡してあげたりと
支度をするような素振りを見せ始めました。
また、
保育者の元へ帽子を持って行き、
「被せて!」と言わんばかりの
表情をする子もいます。
お部屋を元に戻したあと
帽子を被ってテラスに行くという
毎日の繰り返しの日課の中で、
「次は何をするのか」の見通しが
育まれてきたことを感じます。
見通しが持てることは安心感につながり、
この先、幼児になった時に
「言われて動く」ではなく
主体的に考えて行動できる子どもに
なってほしいと願っています。
さて、テラスへ出たら、
まずはマットのお山へ向かう子どもたち。
小さなお山を登って頂上に立つと
手をキラキラさせたり、
やっほーと手を振ったりしていました。
最初はなかなか登れない子も
何度も挑戦するうちに
登れるようになりましたよ。
一人ひとりの発達の段階や個人によって、
充分に身体が動かせるよう、
マットや段差を設定します。
前向きで降りたり、
後ろ向きで降りたりしながら
手足を使った段差の昇り降りを
楽しんでいます。
また、「おうま」を歌い出すと、
ハイハイになってお散歩。
ハイハイは筋力を育てるだけではなく、
片手片足を交互に出しながら進むことで、
全身の平衡感覚を育てます。
室内とは違う芝生の感触を確かめながら
ハイハイやつたい歩き、
歩行で広いテラスを行ったり来たりしながら
探索活動をしたり、
ボールやフープを
“まて、まて”と追いかけたりして
楽しんでいます。
空を見上げると、
飛んでいる飛行機や鳥を見つけて
「あっ!あっ!」と声を出したり、
指を差したりして
嬉しそうに知らせてくれます。
これからも子どもたちとともに
いろいろな発見をしながら、
発達に合った環境を整え、
主体的な子どもたちに育つように
育ちをつないでいきたいと思います。