こととも保育園もりやま

  1. HOME
  2. しかやまのブログ一覧
  3. 自分でやりきる力

園内紹介

ニュース

自分でやりきる力

こんにちは、
もも組担任の桂本です。

急に寒さが増し、
一気に冬の訪れを感じる今日この頃。

みんな元気に新年を迎えられるよう、
手洗いをはじめとした
感染症予防に努めていきたいです。

 

友だちと手をつないで
散歩を始めて約2カ月。

はじめの頃に比べると、
前の子について自分たちで歩けたり、
横断歩道を渡る時は手を挙げるなど、
上手に歩けるようになってきました。

気になるものを見つけて、
ついフラーっと
行ってしまいそうになるペアの子に、
「〇〇ちゃん、こっちだよ!」と
声を掛けるなど、
頼もしい姿も見られています。

友だちのことを気にかけるといった
視野の広がりに、
少しずつお兄さんお姉さんへと
成長していることが感じられました。

 

そんな子どもたちが
最近楽しんでいるスポットは、
森の中の坂道を登った先にある
大きな木。

そこはまるで、
絵本『おちばシャックシャック』に出てくる
森のようです。

大きな木が見えると、
子どもたちは一斉に木に駆け寄り、
登ろうとしていきます。

自分で登っていける子は、
私たちがびっくりするくらいの
スピードで頂上へ。

はじめは思うように
手足を動かすことができず、
「できないよー!」と助けを求める子も。

こんな時、
つい手伝ってしまいたくなりますが、
その気持ちをぐっとこらえて、
「どこに手(または足)を置いたらいいのかな?」
と聞いてみると、
最初はできないことに悔しがっていた子も、
少しずつどこに手足を置いたらいいのかを
保育者のヒントをもとに
自分で考えていきながら、一歩ずつ前進。

さりげなく援助していき、
ついに頂上に
たどり着くことができました!

自分で登れたことが嬉しくて、
そんな時の笑顔は最高です!
その後も何度も木登りに
チャレンジしていました。

 

園庭あそびでも
子どもたちは自分でやりきろうと
挑戦する姿が見られます。

遊具のひとつに
一本橋(平均台)があります。

まず台の上に立つことが難しく、
保育者の手が必須でした。

立つことができた後も
バランスを保つことが困難で、
傍についていないと渡れないほど。

それでも、
最後までたどり着いた時にする
ジャンプやユラユラする感覚が
楽しいからか、何度も挑戦!

途中で落ちそうになったり
落ちてしまっても、
最後まで渡りきろうという
あきらめない気持ちの芽生えに、
先ほどの木登りや衣服の着脱、
苦手な食べ物を少し食べてみる
といった日々の積み重ねが
影響しているのかなと思いました。

何度もやるにつれ、
保育者の手を持つ手が
両手から片手、
片手から一定距離だけ片手、
そして最終的には援助なしで
渡りきることができました。

子どもたちはもちろん、
私たち保育者も嬉しい気持ちになり、
「すごいね!自分でできたね!」
と声を掛けると
「自分でできたよ!」と
満面の笑みで伝えてくれました。

このような
“自分でやりきった”という
成功体験が、今後生活していく中で
子どもたちの自信となり、
主体的な行動へとつながっていくと思います。

ちょうど、この月齢になると
「自分で!」という気持ちが
芽生えてきます。

時間はかかってしまうかもしれませんが、
“自分でやりたい”という気持ちを尊重して、
やりきる力や達成感を感じられるよう、
関わっていきたいです。

ページのトップに戻る