こととも保育園もりやま

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身体も心もたくさん動かして

こんにちは。
4・5歳児合同クラス
(やまぶき・るり組)担任の河合です。

スポーツの秋ですね。
こととも保育園しかやまでは、
先週末に運動会がありました。

 

4・5歳児クラスの子どもたちは、
毎日、あそびの中で跳び箱や鉄棒、
縄跳び、ポックリ、竹馬などに挑戦し、
日増しにできることが増えてきて・・・。

 

 

友だちと気持ちや力を合わせて、
リレーやパラバルーンなどにも
取り組んできました。

 

 

リレーでは、4・5歳児混合の
赤白チームに分かれて戦います。
リレーをはじめてした日のことです。

Aちゃんのチームは負けてしまいました。
するとAちゃんが
「ぜんぜん悔しくなんかないもん」と、
顔を真っ赤にして、
いかにも悔しそうに言う
姿がありました。

その表情と声の調子から、
本当は悔しくてたまらないことが
伝わってきました。

 

次の日も、また
Aちゃんのチームは負けてしまいました。
負けが続いたある日、
リレーの走る順番を決める時、
Aちゃんが
「どういう順番だったら勝てるのかな」と
つぶやく姿がありました。
悔しい思いをしたからこそ、
次はどうしたらいいのかを
考えようとしていました。

 

そして、Aちゃんのチームは、
負けが続いたからこそ、
どうしたら勝てるかを一生懸命考え、
こんな作戦を練り出しました。
それは、4歳児の子どもたちが先に走って、
終盤を5歳児の子どもたちで
かためるというものでした。
速い人が後ろにきた方が勝てると
考えたようです。

 

この作戦が功を奏したのか、
Aちゃんのチームは、その日、
見事リレーに勝つことができました。
みんな、飛び上がって大喜びでした。

 

 

負けた方のチームも、
これではいけないと
作戦会議を開きました。
まだまだ、運動会当日まで
勝敗はどうなるかわかりません。
面白くなってきました。

 

 

運動あそびの中で、
子どもたちは身体体をたくさん動かし、
どうしたら速く走ることができるのか、
どうしたら跳び箱を跳べるようになるのかなど、
身体で経験しながら自分のものにしていきます。

そして、コツをつかみ、
繰り返し取り組むことで、
できることが増えていきます。

 

しかし、成長しているのは
身体だけではありません。

心もたくさん動いています。

 

もしかすると、
跳び箱が跳べるようになったり、
リレーで勝ったりすることよりも、
いろいろな気持ちを経験し、
葛藤を味わうこと、
そして乗り越えようとしていくこと、
この心の動きの方が、
もっと大切なことかもしれません。

 

身体をたくさん動かしていくことで、
技術が磨かれていくように、
心もたくさん動かすことで、
強くたくましくなっていくのでは
ないでしょうか。

 

一人ひとりが目標に向かって取り組む中で、
一緒に悔しがったり、
喜んだりしてくれる仲間もいます。
友だちができるようになったことを、
周りの子はちゃんと見ていてくれ、
自分のことのように喜んでくれる姿が
見られます。

 

 

運動あそびって、いいですね。

これからもたくさんのドラマが
繰り広げられることと思います。

みなさん、
次回のブログもお楽しみに!

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