新しい世界に安心感を持って…

園庭の枝垂れ桜も咲き始め、
いよいよ入園式を迎えました。

ご入園・ご進級、おめでとうございます。
主任の河合美幸です。

入園式では
ドキドキの新入園児6名のみなさんに向け、
年長児さんから園歌や手作り冠のプレゼント。

「ようこそ！フシギなことがいっぱい♬
　むずかしいことがいっぱい♬
　たのしいことがいっぱい…な
　こととも保育園へ…」。

全園児６７名で、
新しい世界がスタートしました！

さて、私たちの保育方針は
「安全で安心できる環境の中で、
　安定した生活と豊かな経験を通じて、
　一人ひとりの生きる力を育む」です。

その中の
「はじめの一歩」が始まりました。

初めて親御さんから離れ、
知らない人の中で過ごすのですから
不安でいっぱい…。

進級のみなさんも、
新しい環境に戸惑いがいっぱい…。
おうちの方も不安でいっぱい…。

その不安のもとは
「先が見えない生活」。

園ではそこを解消するべく
「先を見通せる生活」をしています。

まずは、「日課のある生活」。
登園したら、おうちの人とお仕度します。

毎日の日課が安定してくることで
「今は何をするとき」
「次はなにをするのかな」
「ここは何をするところ」という感覚が
働くようになってきます。

すると「先を見通す」ことが
少しずつできるようになり、
不安が少なくなってきます。

そして、
「早く電車であそびたい！」の、
自分の気持ちで
「いってきまーす」。

そして、「秩序のある生活」。
いつも決まった場所で
決まった活動が行われることで、
「生活には決まりがある」ことを
少しずつ感じ取ります。

おもちゃの位置、食事の席や
自分のベッドの位置も
決まっていることが安心。

考えて行動することも
少しずつ増えてきます。
食事の前におもちゃはもとのところへ…

さらに、
「家庭的な雰囲気」。

生活時間の大半を過ごす
園は「生活の場」。

「第二の母親・父親」、
そして「第二の家庭」になれるよう
家庭的な雰囲気を大切にしています。

アカハライモリの“いもりん”。
「いた～！」

新しい世界…、
まずはおうちの方に
安心感をもっていただけますように…。

そして、こどもたちにとって
「第二のお母さん・お父さん」に
なれますよう、職員一同、
「今」を大切に過ごしています。

安定した生活の上に
様々な興味・関心を持ち、
それに共感してくれる大人と
ともに楽しんでいく中で、
「自らを伸ばす力」を育んでいきたいと思います。