いないいないばあ！

月日の流れは早いもので、
あっという間に春が過ぎ、
梅雨の季節となりましたね。

散歩先の公園では、
色とりどりのアジサイが咲き誇り、
カタツムリも活発に動いていましたよ。

こんにちは、
０歳児もえぎ組担任の
杉本愛莉です。

クラスでは毎日、子どもたちから
「んっ！」と絵本コーナーを指さし、
読んでほしいとリクエストがあります。

はじめは保育者と一対一で
読み合っていますが、
いつの間にか他の玩具で
遊んでいたお友だちも寄ってきて、
いっしょに読み合い。

その中でも、
最近は「ばあ！」と声を発したり、
顔を手で隠す動作をして、
一緒になって楽しんでいる絵本が、
松谷みよ子さんの『いないいないばあ』。

じーっと見ているだけだった読み合いも、
毎日繰り返し読み合っていると、
こんなに楽しそうに
絵本に興味を持ってくれるんだなと
実感している毎日です。

そんな『いないいないばあ』が
大好きな子どもたちのために、
クラスに”かくれんぼう棚”を
作ることにしました。

最初はなにかわからず、
近づくこともありませんでしたが、
保育者が何度も隠れてみると、
同じようにやってみようとする
姿がありました。

今では自分から入っていき、
保育者が探していると、
「ばあ！」とカーテンをめくって
「ここにいるよ！」と
言わんばかりの
満面の笑みを浮かべています。

また、お友だちが隠れてしまって
心配そうに棚を見つめている子もいるので、
「どこにいるかな？」と
一緒に探したりもしていますよ。

見つけることができると
安心したように微笑んでいます。

こうした
〝今は自分が注目されている〟
という経験は、
〝自分はここにいてもいいんだ〟
という安心感につながります。

こととも保育園に来て
約２カ月の子どもたち。
長時間過ごす保育園が
安心できる場所になってきていると
感じています。