こととも保育園もりやま

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大切な友だち

保育室から見えるアメリカフウに
セミが訪れ大合唱。

鳴き声が聞こえると、
「セミ見たい」と背伸びをして
窓の外を見る子どもたちです。

こんにちは。
もも組担任の原です。

今回はあさぎ組の時に友だちになった
しーちゃんとコウくんとのお話です。

季節は春。
散歩に出かけると、
石を拾い、「たまごだよ」と
うれしそうに見せてくれる子、
地面に埋まっている石を
一生懸命に掘り出そうとしている子…。

そんな姿を見て、
私は(石が好きな子が多いなあ)
なんて思っていたのでした。

そして、しばらくして…
食事の前のお話の時間。

恐竜が登場する絵本を読み合っていると、
「しーちゃん」「コウくん」と
子どもたちの口からとび出した名前。

そう、あさぎ組の時に一緒に遊んだ、
トリケラトプスとブラキオサウルスの名前です。
(25年1月ブログを是非ご覧ください)

進級する前に、
公園で一緒にかくれんぼをしていたら、
恐竜の世界へ帰っていった2匹。

子どもたちはずっと覚えていたのです。
(散歩の時の石には
「もう一度会いたい」の気持ちがあったのかも)

食事中は「かくれんぼした」「あそんだ」
「かわいいの」「きょうりゅうなんだよ」と
口々に、自分の言葉で
私に教えてくれる子どもたち。
友だちへの思いがあふれる言葉でした。

そんな様子を見ていた私たちは
「子どもたちに2匹を合わせてあげたい」と
思ったのです。

そして作戦会議。

・ままごとやアイクリップでピザ作りを楽しみ、
「取っておく」と窓や棚に置いておく子がいる。
・ちょうどその日のおやつは夏野菜ピザ。
・もも組の子どもたちは食べることが大好き。

…ということで、
「子どもたちが作ったピザ(アイクリップ)を
食べに来てもらおう」と
2匹の食事中の証拠写真を撮り、
2匹からの手紙を準備しました。
なんだか私たちの方がワクワクしてきます。

そして次の日の朝。
出しっぱなし?のおもちゃを見て、
「しまってないお友だちがいたのかな?」
なんて話をして遊んでいると、
遅番の担任が「これ何だろう?」と
写真を持って来ました。

写真を見た子どもたちは
「しーちゃんだ!」「コウくんも!」と
おもちゃを手にしたまま集まります。

「これもあるんだけど」と
紙飛行機も持っています。

「しーちゃんからなんじゃない?」とAちゃん。
(お別れの時の手紙は紙飛行機でした)

読んでみると、
「ピザおいしかった。またくるね」
という内容の手紙でした。

「きたーっ!」
「ピザおいしかったって」
「またくるの?」と
うれしそうに保育者に聞きます。

すると「コウくんに」と
お皿にご飯を作り窓に置くBちゃん。
その様子を見て、「自分も」と
ピザ、アイス、ホットケーキ…と
窓には子どもたちの愛情たっぷりの
料理が並びます。

「食べに来てくれるとうれしいな」と
思いながら…。

ところが、
なかなか食べに来てくれない2匹。
そんな2匹にしびれを切らせたのか、
はたまた自分が食べたかったのか、
窓に置かれたご飯は少しずつ減っていきます。

それでもBちゃんは
「コウくん」と、ご飯を置いていました。

そんな、ある日のこと。
「スイカ割りがあるんだって?」と
しーちゃんとコウくんが聞きつけ、
遊びに来てくれたんです。

一緒にスイカ割りをして、一緒にスイカを食べて、
お昼ご飯もおやつも一緒!

おやつの後は自慢の料理を食べさせてあげる子、
抱っこして保育室の中を散歩する子…。
子どもたちはしーちゃんとコウくんと
一緒にいるだけで幸せそうな顔をしていました。

その後、
すぐに恐竜の世界に帰ってしまうのですが、
「また来てくれる」と
信じている子どもたちです。

実際にはない
ファンタジーの世界を楽しんでいる
子どもたちの世界を大切にしていきたい、
そう思った出来事でした。

しーちゃんとコウくんが、
また子どもたちのもとに遊びに来てくれることを
私たちも楽しみにしています。

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