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憧れのまなざしで(あかね組編)
こんにちは。
3歳児あかね組の河合です。
前回のブログは
2歳児クラスの
「憧れのまなざしで」でした。
3歳児のあかね組の子どもたちも
憧れのまなざしで、今、
夢中になっていることがあります。
それは5歳児クラスのバルーンです。
みなさんはバルーンをご存知でしょうか。
パラバルーンと呼ばれる
ナイロン製の大きな布を、
風船のように広げたり、
みんなで布の端を持って揺らしたりして、
いろいろな表現をするものです。
こととも保育園しかやまでは、
運動会で5歳児クラスが毎年行う
憧れの存在です。
あかね組にはこの保育園に通っていた
姉や兄がいる子が数人います。
隣の5歳児クラスの保育室から、
バルーンの曲が聞こえてくるようになり、
自分たちのお兄ちゃん、お姉ちゃんが
していたバルーンを思い出し、
バルーンごっこがはじまりました。
シフォン布をバルーンに見立てて、
「ねえ、ゆらゆらするよ」と
揺らしてみたり、
「こういうのもあったよ」と
片手でバルーンを持って、
もう一方の手を高くあげてみせます。
5歳児クラスがバルーンをしている時、
あかね組は午睡の時間です。
ですが、ちょうど、少し早めに
子どもたちが目を覚ました日がありました。
「今、バルーンやってるみたい」と言うと、
大喜びで「行く」と言います。
初めて見る本物のバルーンに、
みんなワクワクしています。
憧れのまなざしで、
バルーンの様子を見つめる子どもたち。
「すごく、かっこいい」
「あんなに上手だなんてびっくりした」
「楽しかった」と
興奮気味に感想を言う子どもたち。
わたしも思わず
涙が出そうになるほどでした。
「なんか、まだドキドキする」と、
しばらくバルーンの余韻に
浸っている子もいました。
保育室へ戻った子どもたちは、
実際に見たバルーンを
再現してみたくなりました。
「こういうのもあったよ」と
やってみようとしますが、
うまくできません。
「そうだ、るり組(5歳児)さんに
教えてもらおうよ」と言う声が。
これまでも5歳児への憧れから、
積み木タワーを作った子どもたち。
今度は憧れのバルーンをやりたくて、
5歳児さんに教えてほしいと
お願いに行きました。
5歳児クラスの子どもたちは、
いつもお世話をしてくれ、
助けてくれる存在です。
今回も快く「いいよ」と
あかね組へ教えに来てくれました。
でも、
本物のバルーンとは違うシフォン布に
「えっ、小さい」「何これ?」と言う5歳児。
本物にはかなうはずもありません。
それでも3歳児のバルーンごっこに
付き合ってくれる5歳児の子どもたち。
2歳の違いは大きいですね。
2歳児のもも組さんから見たら、
3歳児のあかね組の子どもたちが
していることも、憧れです。
その3歳児の子どもたちの憧れは、
5歳児の子どもたちです。
こうして憧れのバトンがつながって、
子どもたちのあそびを
豊かにしてくれています。
2年後には憧れが本物となり、
立派に運動会で
バルーンを披露する姿が、
今から想像できるほど、
3歳児のバルーンごっこも
盛り上がっています。