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おばけの森
こんにちは。
1歳児あさぎ組の河合です。
少しずつ、あたたかな日が増え、
春がもうそこまで来ていることを
感じる今日この頃です。
あさぎ組の子どたちは、
毎日、散歩へ出かけたり、
園庭であそんだりして、
戸外で元気いっぱい過ごしています。
散歩先の公園には子どもたちが
『おばけの森』と呼んでいる
森があります。
『ねないこだれだ』という絵本が
大好きな子どもたちが、
森へあそびに行った時、
薄暗い森の中に
「おばけいるかな」と
おばけ探しがはじまりました。
そんなことから、
『おばけの森』と
呼ばれるようになりました。
さあ、
今日もおばけの森へ、
友だちと手をつないで出発です!
おばけのトンネルを通り抜け、
目指すは
『おばけのジャングルジム』です。
おばけの森へあそびに行くようになって、
まだ間もない頃には、
ちょっとした坂道や木の根っこに
つまずいて転んでしまう子が
たくさんいました。
毎日、毎日、おばけの森へ
あそびに行くことを日課のなかで
大切にしてきたことで、
今ではどの子も
とってもたくましく成長しました。
山の斜面を
立って降りることがこわい子は、
自分で考えて、お尻をついて
降りられるようになりました。
わたしたちは必要以上に、
子どもたちに手を貸し過ぎないように
心がけながら、
子どもたちが自分自身の身体で、
どう手や足を動かしたらいいかを、
体験から感じ取れるようにしてきました。
自然の木の根が
ジャングルジムのようになっている、
子どもたちが大好きな
『おばけのジャングルジム』へも、
はじめはどこに
手や足をついたらいいのかわからず、
困っている姿があちこちで見られました。
それでも、
手を出し過ぎないように見守っていくと、
今では、ほら、この通り。
頂上を目指して、
どんどん登っていきます。
先日、
いつもあそびに行くおばけの森に、
『おばけの家』ができていました。
子どもたちは、
「おばけのいえがある!」と驚き、
恐るおそる近づいて行きました。
「おばけ、いないかな?」
「おばけ、お出かけしてるみたい」
「ちょっと、入ってみようか」
と、おばけがお出かけしている間に、
中に入らせてもらいました。
おばけが住んでいるかも
しれない森。
おばけがどこかに
隠れているかな。
今日はお出かけしてるのかな…と、
おばけにいつか
会えるかもしれないことを、
ドキドキしながら、
森であそぶことを楽しんでいる
子どもたちです。
あと少しすると、ひとつ上の
『もも組』へ進級する子どもたち。
自然の中で繰り返し
あそんできた体験から、
心も身体も強くたくましく成長した
子どもたちの、今後が楽しみです。