こととも保育園もりやま

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環境の大切さ

こんにちは。
4、5歳児やまぶき、るり組担任の
西田です。

長い年末年始休みをお家の方と
楽しく過ごした子どもたちが、
全員笑顔で元気に登園してくれました。

久し振りの保育園や友だちとの再会に、
喜びと照れくささを見せる姿が
とても可愛らしいです。

その子どもたちに応えるように、
年明けの保育室には
新しい玩具を用意しました。
“小さな大工さん”です。

コルク板に色んな形のパーツを
金づちと釘を使って打ち付けるのですが、
デザインを考えるだけでなく、
感触といい、トントンという音といい、
とても気持ちがいいのです。
一気にはまり、大工さんコーナーは満員です。

るり組には編み物コーナーも用意しました。
大きなリリアンのような道具を使い、
マフラーを編んでいきますが、
これもまた大盛り上がり。

親指と人差し指で繰り返し
毛糸をひっかけていくのですが、
規則性を理解することや指先の器用さ、
根気と集中力も必要になるので
とても大変です。
それなのに全員が真剣に取り組んでいるのです。

一人が完成すると刺激を受けて、
より熱が入ります。
出来上がった子が増えるたび、
「マフラー兄弟」「第〇号」と喜び合い、
るりタイムではマフラーを付けて
あそんでいます。

るり組の編み物はやまぶき組にとって
憧れのあそびとなり、
るり組に割り込むように座り、
編む様子や手の動きを観察しています。

「早くるり組になりたいな~」
「るり組になったらマフラー作るんだ」と
進級を楽しみにする理由にもなっています。

そこで、マフラーの先に付けている
ポンポン作りならとコーナーを設けると、
待ってましたとばかりに、
憧れが強いやまぶき組の子たちが大集合。

そこに経験のあるるり組が来て、
準備するものからやり方まで
丁寧に指導してくれます。

〝環境は大人一人分〞と、
若かりし頃、先輩に教わりましたが、
本当にその通りで、
その時の子どもたちに合ったものを
タイミングよく提供し、
そこから広がる世界を大切にすることで、
主体性も育まれます。

あやとりやラキュー、箸の使用等、
指先を使い細かな作業ができるように
なってきた今だからこそ、
楽しめていると思います。

また、いろいろな行事を通して
思いを共有してきた仲間とだから、
限られた空間と量でも譲り合えるのです。
そして、夢中になって真剣に取り組めるのです。

自分のマフラーを作り終えたるり組は、
家族やバディさんにプレゼントしたいと、
次のマフラーに挑戦中。

この先の展開を楽しみに、
今後も環境作りを
大切にしていきたいと思います。

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