こととも保育園もりやま

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食の力を味方につける

保育園にもお雛様が飾られ、
優しい笑顔で見つめる子どもたち。

かわいらしい歌声も響き、
ひと足早く春が来たようです。

こんにちは。
管理栄養士の小川です。

お当番さん(るりぐみ)の
朝の日課のひとつに、
『3色表』があります。

その日の昼食で使われる食材を、
栄養素の働き別に赤・黄・緑の
3つのグループにわけていきます。

その後、昼食前にもう一度、
今度は担任と子どもたちみんなで、
その色分けされた食材や働きを確かめています。

「今日は全部で15個もあるよ」
「緑が多いね」など、
いろいろなことに気が付く子どもたち。

 

るりタイムではさらに詳しく、
各色の内容に触れてきました。

緑の食材の回のことです。

「緑の食材には何がある?」
と聞いてみると、
「人参」「玉ねぎ」「きゅうり」
「みかん」「しいたけ」「白菜」…

次から次へと食材の名前が出てきます。

毎日色分けしているので、
よく知っています。

 

緑は身体の調子を整える…という話から、
うんちの話題に。

「すっきりいいうんちが出てるかな?」
と聞いてみると、
「出るとき痛い」
「毎日は出ないよ」
「ゆるゆるの時ある」

少し照れながらも、
自分の身体の調子と食べ物が
関係していることを
何となく実感できたようです。

 

毎回のお楽しみは『?ボックス』。
箱の中にある食材を入れ、
手で触って当てるゲームです。

ドキドキしながら手を入れ、
感触や形、手についた
匂いまで確かめます。

「うーん?」
「ざらざらする」
「かたいなあ」
「わからない!」

すぐにわからない時は
グループで相談します。

 

「こなっぽくて、ざらざらして、
かたいとうふみたいだった・・・」

すると、誰かがひらめいて
「わかった!いつもひじきとグリンピースと
一緒に煮てあって、かむと汁がでるやつ」
「高野豆腐!!!」

当てたい一心で
いろいろな食べ物や料理を想像し、
みんなでイメージをつなげて
正解にたどり着く、
その熱意とチームワークにいつも感心します。

最終回のテーマは『朝ご飯』。
グループごとにどんな朝ご飯がいいか考えて、
料理カードを選んでみました。

「野菜は食べないとね」
「エネルギーが足りないんじゃない」
「具沢山のみそ汁にしよう」
「おばあちゃんちは魚がでる」
「メロンパンも食べたい」
「うちは毎日ヨーグルト食べる」

家の習慣や、自分が食べたい物、
食べた方が良いと思う物など、
それぞれ意見を出し合いながら、
一生懸命考えていました。

毎日の食事内容を意識したり、
あそびを通して食を身近に感じ、
楽しみながら食べ物と身体のつながりや、
バランス良く食べる感覚が
芽生えてきた子どもたち。

食の力を味方につけ、
これからも元気で楽しい日々を
過ごしてほしいと思います。

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